Plan...

□わん!
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 「まああぁるこせんぱあああぁぶううぅぅぅっ!!!!」

あたしの愛が、今日も軽くかわされた。

「何故避けられたし!!」

「お前が突っ込んでくるからだよい」

ガバッと起き上がれば、パック牛乳をストローでじゅううぅっと飲みながら冷めた目で見下ろすマルコ先輩。
ああ!ちょっとSっ気のある先輩も素敵だ!!

「むしろ、毎度毎度避けられといてよく怪我しねぇよなァ」

「もう化け物だな、お前」

「エースにだけは言われたくない!」

マルコ先輩の横でひとしきり笑ったサッチとエースがニヤニヤ笑ってきたので一喝してやった。
でも、二人はやっぱりケラケラ笑うだけだ。

「もうコンクリートと熱烈キッスなんて慣れたもんね!」

「じゃあ、そのまま大人しく床とよろしくしてろい」

「いえ今度は愛しのマルコ先輩と!!」

「遠慮するよい」

「何故!でぃーぷきっすの練習ならコンクリートや廊下や土とたくさんしました!!」

「人外と俺を一緒にするんじゃねェ」

「人間とするのはマルコ先輩って決めてます!!」


はあ、と厚い唇から溜め息が漏れる。
あああああぁぁ・・・なんていうかもう!!!

「先輩っ、溜め息すると幸せ逃げるのであたしが塞いであげ「いっぺん死んで来い」ぶッ!!!」

ハァハァと息を荒くしながら飛びつくと、顔面を蹴られた。
そのままマルコ先輩の足の裏をまるで漫画のワンシーンのようにずるずるとずり落ち、再び屋上のコンクリートとぶっちゅー。

そんな報われないあたしに、やっぱりサッチとマルコはお腹を抱えて笑うのであった。
涙まで浮かべやがって!!





昼休みの日課。


(マルコ先輩!記念にそのストローください!!)
(それ以上近寄るんじゃねぇよい、変態)



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