この想いを消して
□小テスト
2ページ/2ページ
小テストの結果
名無しは見事100点をとった。
隣のカルマも同じく100点。
「へぇ〜名無しちゃんって
意外に頭いいんだねー」
「意外には余計だよ」
「○○さんにカルマくん、
二人ともよく頑張りました。
今回の小テストは少々難しめに
作ったのですが…さすがですね」
うねる触手で名無しとカルマの頭を
撫で回す殺せんせー。
普通は小テストで100点をとったくらいで
褒めてくれる先生はいない。
殺せんせーがちゃんと先生をしている。
そのことが
ターゲットとして最も厄介な部分だ。
けれど
E組はこんな先生がいるから
こんなににも居心地がいいんだろう。
ターゲットと暗殺者という関係なのに
全く殺伐としていない。
異常な空間だと言えるが
名無しはこの空間が
好きだと思えた。