仁:「なあなあ、俺スミ入れようかと思うんじゃ」 柳:「そうですか、仁王くんのお好きになさったらいいと思いますよ」 仁:「まあするんじゃがの、どの柄にしよかー、思て」 柳:「そうですねえ、仁王くんの肌の色に合うものがいいんじゃないですか」 仁:「ほうほう、なるほどな、柳生はどんな色がええと思う?」 柳:「え、それを私に聞くんですか!?」 仁:「何で聞いたらいけんの?」 柳:「だって、あなた言った通りの色にする気でしょう」 仁:「バレたか…」 柳:「そんな、入れ墨なんてされたら、もう取り返しがつかないくらい重すぎますよ、がんじがらめですよ!」 蓮:「ただでさえ、重いというのになあ…柳生」 柳:「ええ、まったくです!」 仁:「ええじゃろが、何がいけん!」 柳:「いけんに決まっとろうが!」 蓮:「うつってるぞ、柳生」 柳:「はっ!私としたことが…失礼しました」 仁:「くっくっくっ…」 柳:「もう、仁王くん!いけないに決まっているでしょう」 蓮:「そうだな、仁王、ちょっと気持ちが悪過ぎるぞ」 幸:「そうだね、ちょっと悪ふざけが過ぎるなあ」 仁:「そうかあ?そんなに言う程かぁ?」 蓮:「見てみろ、真田と丸井と桑原を…」 蓮:「突っ込みすら入れられずにドン引いてるのが何よりの証拠だ」 真:「…………(言葉にならない」 丸:「……俺たちはいないものと思ってくれ」 桑:「…むしろ、他人だと思ってくれ」 柳:「ほら、ごらんなさい、冗談も程々にしたまえ、仁王くん!」 幸:「仁王が本当に冗談かはともかく、一応授業中だからね」 丸:「俺、なんで美術選択しちまったんだろう…」 桑:「お前が美術は絵みたいなもんかいてるふりしてればいいから楽だって言ったんだろ!」 丸:「うるせーな、お前だって、そーだな、って言っただろーが!ハゲ!」 桑:「ハゲじゃねーし!剃ってんし!!見てわかれよ、このブタ!」 丸:「っんのジャッカル風情があぁぁぁぁぁあぁ!!!!」 幸:「…真田、いってヨシ」 丸:「それ氷帝の監と…いっ!!!!!」 真:「……(無言で制裁」 桑:「………っ!!!」 幸:「仁王も程々にね、せめて在学中は止めといてくれないかな」 真:「そういう問題なのか?」 丸:「てか、止めろよ、キモ過ぎだろ」 幸:「そう?実際するかは別にして、気持ちはわかるなあ、俺も」 全:「………(一同戦慄」
20100612
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