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□たとえ、違う世界でも・・・+他
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《たとえ、違う世界でも・・・》
どうして、私がこんな目に・・・・・・・・?
「・・・・ナルト?・・・・・サイ?・・・・・・・カカシ先生?・・・・・・・・・・ヤマト隊長?」
サクラはキョロキョロと辺りを見回しながら仲間達の名を呼ぶが、
市街を歩くのは知らない人達ばかりで、仲間達の姿は影もなかった。
そして歩き過ぎた所為か、サクラはしゃがみ込むとある事に気がついた。
「あれ?・・・あれ!?」
自分の胸をペタペタと行き成り触りだすサクラ。
体格こそは変わっていないものの・・・・胸が男の様にペッタンコになっていた。
だが、変わっているのは胸だけであって、下半身は女性と変わらない。
「な、何で・・・・あっ!」
そう言えば、昨日・・・師匠から変な薬を飲まされたような・・・・・・・・・・でも、こうなるなんて聞いてない!!
知らないところに居るばかりか、胸の膨らみが完全に無くなった事にショックが襲い、
サクラはしゃがみ込んだまま俯いた。
「どうしたの?おじょーちゃんvV」
「?」
陽気な声音の男に声を掛けられ、サクラはバッと顔を上げる。
声を掛けたのは、サラサラのブロンドヘアーの空色の垂れ目のイタリア人で、
その少し後ろの方では、自分を見据える三人の男達が居た。
四人の男達はかなり目立つという事もだが、とても端整な顔立ちの美形人達なので、
周りに居る女性達は黄色い声を上げていた。
そんな男性達のうち、一人に声をかけられたサクラは少し困惑気味。