裏桜
□想いが通じ合ったら、御仕置きタイム
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《想いが通じ合ったら、御仕置きタイム》
「おっ、何作ってんだよ!」
「ちょっ!///今、包丁持ってるんだから、抱き着かないでよ!///」
「どわっ!そーいう事は先に言えよなっ!」
「普通、見たら分かるでしょ!///バカっ!///」
「イテッ!!・・・おいおいっ、いきなり肘はねぇだろう!!」
「危ない事した罰よ!///」
フンッとそっぽを向き、サクラは野菜を切った包丁を洗う。
飛段は、お腹を押さえながらも、プンプン怒っているサクラに苦笑する。
そんな光景を、苛々しながら見ているのは、赤髪の男・・・サソリ。
やっと、サクラの恋人というポジションを獲得したのだが、
当の彼女は、見ての通り無防備過ぎる。
他のメンバーは、まだサクラを諦めておらず、サソリを押し退けてでも言い寄る
サクラはサクラで誰が抱き着いても、きっと『ただのスキンシップよ!』っと、
メンバーの下心に気付かないだろう。
・・・・・・・お前は、俺を怒らせるのが得意だな。
この俺が、何回嫉妬したか。
何度、閉じ込めてやろうと思ったか。
お前は、知らねぇだろ?
・・・・俺とお前の歳の差は、十歳以上もある。
大人げなく、みっともない感情を知られたくなかった。
だから、今まで怒りを抑えていたが・・・・・・・もう、我慢の限界だ。