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□ハロウィンの日の獣
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《ハロウィンの日の獣》










「ト、トビ・・・・・・よね?」

「ははは;・・・おはようございます・・サクラさん」

「・・・・・・・・・・・」



朝起きたらトビには猫と言うよりも、犬か狼に近い感じのこげ茶色の耳と大きな尻尾が生えていた。



すると、一緒に寝ていたサクラは起き上がり、座って苦笑いをしているトビの頭をギュッと抱き締めた。
必然的にサクラの柔らかい胸は仮面に押し当てられる。
そんな事も気にせず、サクラはトビの頭に頬を摺り寄せる。


「サ、サクラさん!?///あの・・・・「可愛いvV」

「えっ・・・・・・だ・・・・誰が?;」

「トビがvV」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・;;;」


即答するサクラに固まったトビ・・・・・・・・・・・・・。
サクラに可愛いと言われたトビは落胆する・・・・・・・・・・・・好きな女の子からカッコイイではなく可愛いと言われれば落ち込むだろう。


「・・・・・・・・・・・・・・俺、男なのに可愛いって・・・・・・酷いッスよ〜・・・・・・サクラさ〜ん;」

「あっ、ゴメンね・・・・・・・;でも、本当に可愛いし・・・・・似合ってるよ?」

「それ、全然フォローになってないッスよ・・・・・・・・;」


サクラの二度目の可愛い・・・しかも似合ってる発言に益々落ち込むトビ・・・・・・・・。


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