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□条件は邪魔者排除
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《条件は邪魔者排除》
「・・・サイ///」
「何ですか、サクラ」
「やっぱりしなくちゃいけない?///」
「・・・約束は約束ですよ?」
「ぅっ、でも此処で?家に帰ってからじゃ、ダメ?///」
「・・・・・・ダメです」
「〜〜っ///」
向き合うように、サクラはサイの膝に乗せられている。
そして、上目遣いで戸惑いがちに訊く姿が何とも可愛らしくサイは抱き締めたい衝動を抑える。
先程の会話で、サクラはこれからしなくてはいけない事に本気で嫌ではないのだが、さっきからジロジロと見られる視線に恥ずかしくなる・・・・・・・・・。
そう・・今、サイとサクラが居る場所は近所の公園・・・・・・・。
此処の公園にはサクラの大好きな花が花壇に沢山咲いており、そろそろその花は枯れてしまうので、
特別絵が上手な彼氏であるサイに、その花を書いて欲しいと頼んだら勿論サクラのお願いなので二つ返事でOKしてくれた。
ただし、条件付きで・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・サクラの頼みは聞きましたよ?今度はサクラが僕の頼みを訊く番です」
「でも///・・・・・・・」
「可笑しな事をしろと言っている訳ではないんですよ?僕は、サクラからキスして下さいって頼んでるだけです。
別に、恋人同士がキスする事は可笑しな事ではないでしょう?」
「そ、それはそうだけど・・・・・・此処では・・・・・・・・///」
「・・・してくれないんですか?」
「〜〜〜〜っ分かったわよ!!///」
そんなふうに言われると嫌とは言えないサクラ・・・勿論サイは確信犯。
他の人に見られているが、サクラは顔を真っ赤かにし覚悟を決める。