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□一緒になりたい
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《一緒になりたい》
「サクラ、これからは俺とツーマンセルを組んでもらう・・・」
「えっ?」
「「「「「「「はぁああああああああ!!!!?????」」」」」」
リーダーであるペインに、いきなりそんな事を言われたサクラ
メンバーも驚きを隠せない・・・・・・・・。
「あの、ペインさん・・・私は「ちょっと待て!!何でお前とサクラが組む事になってんだよ!!」
「そうッスよ!!サクラさんは俺と組むに決まってるじゃないッスか!!」
「馬鹿かテメェは!!サクラはオイラと組む事になってるんだ!!うん!!」
「ドッチモ馬鹿ダ・・・オマエ等ニサクラハ任セラレナイ・・・オレガサクラト一緒ニ・・・」
「何を言ってる?サクラは私と組むのよ・・・あなた達とサクラを一緒にしたらサクラが汚れるに決まっている」
「・・・お前みたいな変態よりかは俺の方がサクラも安心すると思うぜ?」
「それも違うな・・・・・サクラは俺と任務を・・・・・・」
「それも違うと思いますよ?サクラさんは私と・・・・・・・」
「「「「「「鮫は黙ってろ!!!!!」」」」」」
「・・・・・・・・・・はい(酷い)」
しゃがみ込みシクシクと泣き崩れている鬼鮫・・・そんな事は気にせずメンバー達は、『サクラは誰と組むか』と言う議題で口論する。
サクラは話について行けず、しゃがんでいる鬼鮫の傍に駆け寄るとヨシヨシ、と幼子を慰めるように頭を撫でる。
が、口論しているメンバー以外のペインがそれに気付き、鬼鮫とサクラを引き剥がしサクラを抱き上げる。
そして、サクラの瞳には映らないほどの速さで、鬼鮫の首に重い一発を喰らわすとペインはサクラを抱き上げたままその場を去った。
口論していたメンバー達は、サクラに決めてもらおうとサクラが居た場所へと振り向いたが、
其処には白目を向いた鬼鮫が倒れてるだけでサクラは居らず皆一瞬沈黙したが、
ペインも居ない事に気付き、数秒後メンバーの「「「「「「しまったぁあああああ!!!!!!」」」」」」と言う声がアジトに響いた