天国への誘い
□壊れ運命
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彼は暫く雨に討たれ 家に帰った。
死ンデシマイタイヨ…
そう 思っても簡単に自殺何て出来るものじゃ無い。
「ただ今…」
誰もいない家にﾎﾟﾂﾘと呟いた。
彼の両親は共働きで忙しく、帰ってくるのは何時も真夜中で ずぶ濡れになって帰って来ても 心配なんてされ無い…
早々とﾍﾞｯﾄに入って眠りに就きたい所だが、風呂場に直行する｡濡れたままでは流石に寒いし 心地良く寝る事もままならないと判断からだろう
―――数十分後
風呂を上がり寝間着に着替え髪もろくに乾かさず、
首にタオルを掛け部屋に向かう
部屋のドアを開け視界に入った 机の上に置いてある見覚えの無い一枚の手紙…
何故か心臓は高鳴り 期待をしている｡きっと彼の第六感が働きこれから起こる普通では有り得ない出来事を予感させているのだろう…
彼は､恐る恐る手紙に手を伸ばす｡真っ白な封筒を開けると 真逆の真っ黒な紙が顔を覗かせた
手紙の内容は
天国への誘い...