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□お馬さん**
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チリチリと鈴が鳴る。乳首に挟まったクリップが揺れるたびに宝石がキラキラ輝く。細いチェーンの先を引っ張ったら剛が天を仰いで啼く。

「ふふ、締まった、」
「ひ、ぁっああぁん…っ、」

だめぇ…って叫びながらきゅぅぅと内側が痙攣を繰り返す。肉襞が亀頭を締め付けて、腸の入り口が窄むたびにいやらしい音が室内に響く。少し強めに引っ張ってチェーンを揺すったらまたびくびくと。

「あ、あぁん…っら、め…っ、い、ぁ、きもち…っ、」

4方向から乳首を締め付けるネジを摘んだら今度はがくがくと腰が震えた。

「ほら、お前が言うたんやで、乳首してって、」

お馬さんしたいってねだってきたから折角なんで、手綱の代わりにチェーン付きのニップルクリップで挟んでやった。嬉しそうに感じ入って、悦びながら何度も絶頂を繰り返している。いきたい、出したいって泣きながらねだる剛を宥めていたけれど、俺の許可なく自分で扱き始めたから、お仕置きとして両腕を背後で縛り付けてやった。

「こ、ちゃぁん、…も、…ゆ、してぇ…、」
「ふふ、だめ。ほら、お尻止まってる。腰、ちゃんと落とせ、」
「ん、は、ぁん…っあ、ん、ぁ、あぁっん、」

ねだって甘えてくるけれど、今日は特別にもう少し苛めてやる。女の子みたいにしたいのって。散々強請ってきたのだから、今日は射精なんかさせてやらない。

「ふふ、剛の身体は中だけでいけちゃう、えっちな身体だもんな?」

言葉だけ苛めても嬉しそうに締め付けてくる。

「ん、はぁん…、っ、あっあぁ、ん…っ、」
「ほら、腰止まってる、」

ペチンと片方尻を叩いたら、舌っ足らずに謝ってぐちぐちとまた腰を回す。それでも、お馬さんが大好きな剛らしくて。自分のいいところだけをぐりぐりと。

「こーら、」
「ん、ぁ、…っん、…らってえ…っ、」

だって、じゃない。ピシリと言い退けてまた片方お尻をペチンとしてやる。

「んは、ぁっ…ん、あん、」

ひんっと啼いて、今度は俺のペニスを締め付けながら俺のいいところもしてくれる。手綱のようにぶら下げたチェーンを両方摘んでやったらヒクヒクとまた内側を締め付けて、今度は両膝を立てた。脚に力を入れて上下にピストン。

「ん、…っ、いいね…っ、」

とろとろ溢れる先走りが俺の腹筋の、筋の間に小さな水溜りを作る。たらりと溢れるからそれを掬って剛の性器の先端を擦ってやれば、目を見開いてまた身体を震わす。

「あぁ、ん…っ、や、ぁ、こ、ちゃぁん…っ、」
「すっげぇ、めっちゃ絡みついてくる、」

唾液を垂らして、力無くぶるぶると前屈みで痙攣したから、また数度目の絶頂。出さなくてもいけるえっちな身体。
でも、そろそろ限界そうだ。
空イきは結構身体に負担がある。剛はドライオーガズムが割と好きだが、それでも射精の後は動けなくなるくらいぐったりする。

ベットボードに凭れていた身体を少しだけ剛に近付け、乳首のチェーンを指先に巻き付ける。

「ん、もう辛い?」
「あん…っ、むり…っ、つかれ、た…っ、」

呼吸も絶え絶えに、張り詰めた性器が涙を溢す。

「ふふ、そぉか、よう頑張りました、」

腰を撫でて、天を仰いで伸びた首筋にキスを贈る。

「ええこ、」
「ぁ、や、またぁ…っ、おっきいのきちゃ…っ、ん…っあっあぁん、」

どうやら俺に誉められるのも弱いみたいだ。
大きな波に身を任せて剛が叫ぶ。その勢いに乗じて性器を擽ってやろうとしたら、触らないで、と剛が首を振った。

「ん、はぁ、ん…っ、これ、すきっ、あぁ、ん、これぇ…っ、あ、あぁっ、あ、……っ、」

身体を丸めてびくびくと繰り返す痙攣。射精が出来ない分、長引く余韻に浸る剛のお尻を両方鷲掴んで突き上げたら、今度はひんっとまた背を逸らせた。

「ふふ、どっちがええ?手、解いて自分で扱くのと、俺に扱かれるの、どっちでいきたい?」
「あ、っんんんっ、ぁ、ああぁ、…っ、」

カリカリと性器の竿を人差し指の爪先で引っ掻きながら囁いたら、また内側が畝って絡む。

「こ、ちゃぁん…っ、してえ…っ、」

両手はこのままで俺に擦られて、弄られたいって啼くからそれも可愛くて、可愛くて。
舌先を剛の前に出したら、しゃぶりついて強請ってくる。

そのまま片手で腰を抱えるように抑え込んで、もう片方の手のひらで剛の性器を包む。やわやわ握り込んだ後は、手のひらに力を入れて絞るように擦ってやる。

「ひ、ぁっあぁ、…っ、や、…ら、めぇ…っ、また、…い、く…っ、あっあぁ、あん…っ、」

びくん、びくん、と身体が震えて。
どくんっと手の内側で性器が脈を打ったと同時にどぷりと溢れる蜜。
最後の最後まで吐き出させてやると、声にならない叫びと、涙の粒を散らして剛が喘いだ。その勢いに合わせて俺も腰を振る。
激しく突き上げて、一番奥の襞にペニスの先を擦り付けて何度もぎゅっぎゅっと抉ってやれば一際強い締め付けがペニスを襲って、訪れる放出の波。

腰を押さえ込んで、どぷどぷと最奥に注いでいくとまた、剛が絶頂に悶えた。

「ん、あっあぁ…っあ…っ〜〜〜〜っ、」

小刻みに跳ねる身体がぐったりと俺に凭れて、背後の戒めを解いたら力無く倒れ込んできた。そのまま呼吸を繰り返す。ゆっくりとベッドに押し倒して、ずるり中からペニスを引き抜いたら寂しそうに俺を見上げた。

可愛い奴め。

「ん、ぁ…っ、こういち…っ、」

疲れて、動く気にもなれないのに弱々しくベッドに肘を付いた。お掃除するって起き上がろうとするからその身体に覆い被さって何度もキスをしてやる。

後孔に指を挿し込んで閉じたり開いたり。
どろりと溢れてくる精子を掻き出す。ぶるっと身体が震えて甘えるようにまた、俺の名前を呼ぶ。

「、ん、…こ、ちゃ…、」
「大丈夫、今日はお馬さんの日やからな、」
「あ、ん…、おうまさん…、」
「そ、お馬さんの日はお前が、めっちゃ気持ちよくなる日、」

カリカリと乳首のリングも外してやる。
真っ赤に熟れきったそこに舌を乗せたら剛がまた、ぴくっと震えた。

可愛い反応。

んふって、八重歯が覗く。

ーーーfinーーー

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