シリーズもの

□-炙り出た快楽-
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「兄ちゃん!」
「おわっ!?驚かすなよ二郎。」
「ヘヘッ。」
居間でパソコン作業をしていた俺にいきなり二郎が抱きついてきた。
『あの日』以来二郎とのスキンシップがかなり多くなっている。
いや。
二郎だけじゃない三郎ともだ。
二郎は並んでアニメを見ている時に手を握ってきたり三郎はボードゲームしていて俺が肘を立ててうつ伏せに横になると同じ体制になりそばに寄ってきて恐る恐るだが足を絡ませてくる。
なんなんだ?
こいつらの頭の中は万年ピンク色なのか?

まあそれも無理はないかとおもう。
年頃も年頃だし、、それに俺はこいつらに『あの日』抱かれたわけだし。
あれから手を出してくることはないが俺にもやましい面があるためにいつこいつらに襲われても受け入れるしかないという諦めはある。
アナルセックスなんて1回きりだと思っていたがこいつらの話によるとなんか違うっぽいし。
俺みたいなそこそこのガタイのごつい体より柔らかい女の方が絶対に抱きがいがあると思うのだが、、こいつらはちょっと兄貴である俺の事をどう思ってるか分からないところがある。

そうしている内に日々は流れ俺も『あの日』のことをやっと自分の記憶の奥にしまえた頃。

「兄ちゃん、、前みたいに抱いてもいい?」
不意に言われた言葉に頭が一瞬着いてこなかった。
意味を理解して思考が初めに叫んだのは嘘だ!という言葉だった。
時間は十分経っていたのでもう『あの日』みたいな事するとは思ってなかったし終わったことにしていた自分が甘かった事を痛感させられた。
しかし俺には二郎にも三郎にも負い目がある。
1番最初に2人に性処理させたのは他でもない俺だ。
だから二郎、三郎からの誘いは断ることはできない。
最初のことを引き合いにだされて責められたら俺は兄貴として再起不能になっちまう。
俺に断る術はない。
「分かった。いいぞ。」

その日の晩メシの後二郎の部屋に行くと案の定三郎もいて2人にベッドに押し倒された。
上に着ているものはもちろんズボンも下着ごと脱がされ丸裸になる。
「兄ちゃんの裸、、エロい。」
「こんな色っぽい姿僕達以外には見せないで下さいね。」
おいおいおい、、お前ら頭大丈夫か?
俺の体は男臭くてエロくねえし色っぽいってどんな思考で言ってんだ?
「はあッ、、兄ちゃん、、足開いて?」
相当興奮しているのか二郎がため息混じりに指示する。
恐る恐る足を開くと二郎が足の間に入り閉じられないようにした。
そして俺の縮こまっているちんこを右手で掴み扱き始めた。
「〜〜〜〜ッッ!」
二郎のテクニックはやはり自慰の要領なので下手ではない。
それどころかむしろ、、、。
声が出そうになり両手で口を塞ぐ。
俺のちんこはだらしなく肥大し先走りを流し始めた。
「んッ、、ハッ、う、、。」
その間にも三郎が俺の口を塞ぐ手をどかせ唇を求めてくる。
口が重なると三郎の舌が俺の舌に絡みついてきた。
「は、、ちぅ、、んちゅ」

暫く酸素不足とキスに翻弄されているとバチバチの俺のちんこから手を離した二郎の指が俺の尻の穴をなぞった。
その感触に思考が一気に鮮明なものになる。
「ふあッ、、、ソコ、嫌だ、、」
確かにネットを覗いてみると前立腺をいじられると気持ちよくなれるとか、、そういう記事はいくつも目にしたが俺には縁遠い話に思えて仕方ない。
「三郎。終わったら兄ちゃん四つん這いにして。」
『あの日』も確か四つん這いにされてケツにローションかけられたんだ、、、。
「ふ、、。い、、やだァ、、、。」
三郎の唇が離れるとうつ伏せにひっくり返された。
「兄ちゃん腰上げて?」
二郎が耳元に口を持ってきて熱く囁く。
「、、、」
抗うことなど出来ずに言われた通りに上半身は伏せたまま膝を立てて腰を上げた。
するとやはり冷たくてドロっとしたものが尻に垂らされた。
「、、ッん、、。」
下半身全体に塗りひろげられヌルヌルが気持ち悪い、、、。
後ろの穴に人さし指と中指らしきものを突き立てられて体が跳ねた。
指はゆっくりと中に入ってきて中を探りだした。
シーツに顔を埋めて声を殺していた俺はあるところに触れられ再び体が跳ねるのと同時にとろけるような感覚がよぎったのを感じた。
「兄ちゃん。ココ?」
察したらしい二郎に聞かれソコを何度も往復して触られる。
「ふぅッ、、ウッ、、んんん、、」
両目から生理的な涙がこぼれよくわからない感覚に耐える。
多分これが前立腺なんだろう。
その証拠に俺のちんこは固く反り上がり今にも破裂しそうだ。
「アッ!?、、ぐぅ!」
不意に立ち上った快感を2人に悟られないようにできるだけ歯を食いしばるが2人にはバレバレのようで二郎は俺の弱いところを見つけたようだ。
「兄ちゃんココ好き?」
そういって何度も1ヶ所をいじられる。
「ぃやだ、、あッ、、アアッ!」
体が何度も震えビクビクと跳ねる。
絶対に俺にはない思っていた前立腺への刺激が悔しいが気持ちいいのかもしれない。
指が3本になり中をグチュグチュいいながらかき回す。
だいぶ穴が緩んだ頃二郎と三郎の会話が聞こえた。
「今日は俺からな?」
「じゃあ僕はいち兄にフェラしてもらおっと。」
三郎はそういって俺の正面に回りファスナーを下ろした。
「ハァ、、、いち兄お願いします、、、。」
仕方がなく俺は伏せていた上半身をおこして口を開けた。
三郎を口に含んだのと同時に二郎が何も告げずに後ろから入ってきた。
「フゥッ!?、、はっ、、アアア!」
三郎のモノに愛撫する余裕などなく俺の弱いところばかり突いてくる二郎に思わず女みたいな声が洩れる。
思わず俯いて喘いでいると三郎に前髪を持ち上げられソレを咥えろといわんばかりに唇に押し付けてきた。
「さぶ、、、無理、、今無理、、、!」
半分泣きが入りながら首を振る。
ダメだ、、下半身が溶けてしまいそうだ、、、。
「あれ?兄ちゃんいった?」
「、、へ?」
気づけば俺のソレは精子でびしょ濡れだった。
俺の体、なんかおかしい。
再び動き始めた二郎に俺は必死で懇願した。
「じろ、、二郎ッ!やめて、、おねが、、。」
「いち兄。僕の咥えてください。」
そういって三郎が無理やり俺の口に自分のモノを入れた。
嫌だ、、こんな怖いセックスしたくない。
俺はこんな行為知らない、、、。
涙を流しながら三郎のモノを咥えさせられ二郎に後ろを犯される。
しかしいくら怖くてもそこにある快楽は現実で、、俺は流されるしかなかった。
「はあッ、、んぐ、、」
なかなか進まない愛撫に焦れたらしい三郎は俺の頭を動かないように両手で固定したと思ったら口の中を自分から動いて突き上げ始めた。
「ぐ!?うぐゥ、、!」
我ながら情けないことに涙が溢れて止まらない。
「いち兄。口の中で出していいですよね?」
聞かれたかと思ったら三郎は本当に口の中で射精した。
強烈な味に俺は口を閉じることが出来なかった。
自然と口の端からこぼれる白濁液と俺の表情を見た三郎はため息を吐いて改めて興奮しているようだった。
「いち兄。そんな顔しないでください。また咥えて貰いたくなっちゃいます、、、。」
不意に後ろから二郎に深く突かれ体がびくつく。
「ア!?、、はァ、、!」
「兄ちゃん。気持ちいい?」
答えない俺に焦れたのか二郎は乱暴に腰を動かした。
「いや、だ、、い、、、アアッ!!」
「ッ、、締まるッ、、」
苦しそうに二郎はいって、高速で腰を動かした。
「アッ、、グゥ、、!」
俺の弱い部分に擦りあてながら俺の快感を高めることも忘れない。
「アッアアア、、!んんっ、、」
俺はまたいったらしくちんこが濡れるのを感じた。
同時に二郎が俺の中で精子をこぼす。
「はー、、気持ちよかった。」
「次は僕ね。」
「俺は兄ちゃんにくわえてもらお。」
2人が入れ替わり俺の正面に二郎がくる。
上目遣いで見上げると上気した頬の二郎が濡れた自分のモノを俺の唇に押し付けてきた。
いやいやだが口にくわえようとした時に後ろから三郎が入ってきた。
「あっ、、アアァァッ、、!!」
喘ぎが止まらず俺はなすすべなくこの快楽に流されるしかない。
口に二郎のモノが入ってくるがただ咥えてるだけで愛撫もなにもあったもんじゃない。
喉の奥を突かれえずくのと同時に俺の弱い部分を見つけた三郎が集中的にソコ当たるように腰を動かした。
「嫌だ、、!さぶろ、、もう許してェ!」
えずいたタイミングで口から二郎が抜け俺は必死の懇願をした。
しかし三郎はサディステックに微笑むだけで腰を動かすのを辞めない。
また俺のチンコが濡れ精子がシーツに垂れるのが分かる。
「ほら。兄ちゃん咥えてよ。兄ちゃん?」
段々と意識がぼやけてきて目の前が霞む。
俺は眠るように意識を手放した。

目が覚めると既に朝だった。
二郎か三郎がかけてくれたのか裸のままタオルケットをかぶっていた。
腰の鈍痛と中出しによる腹の痛みが嫌でも昨夜の事を思い出させる。
仕方なくそれらを押し殺して朝メシの支度をしようと台所へ行く。
すると三郎が台所に立っていて厚焼き玉子を焼いているところだった。
「いち兄!おはようございます!もうちょっとでできるので座っててください。」
「お、おう」
「ふああー。兄ちゃん、おはよ。」
「、、、おはよう。」
二郎も起きてきてテーブルを挟んで向かい側の椅子に腰を下ろす。
三郎が朝メシを作っていること以外普段と変わらない朝の風景。
俺が安堵しかけると。

「昨夜は兄ちゃんいいところで失神しちゃったもんな。失神するほどよかったの?」
引き戻される現実に耳を塞ぎたくなった。
出来上がった厚焼き玉子を食卓に並べながら、三郎も頷く。
「僕。結局いち兄の中でいけなかったから今夜はリベンジさせてくださいね。」

俺に、拒む権利はない。



続く
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