シリーズもの

□-破瓜-
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「兄ちゃん。キスしてもいい?」
晩飯が終わり、そそくさと部屋に戻ろうとした俺に、いきなり二郎が聞いてきた。
「え。」

3日前、二郎と三郎にフェラで抜かれた俺はできるだけ長い間2人と一緒にいるのを避けていたつもりだったが同じ屋根の下にいる以上それにも限界がある。

二郎は興奮した表情で頬は赤く両目が潤んでいる。
、、、これ断っちゃダメなやつだろ。
「し、仕方ねえな、、少しだけだぞ。」
精一杯そう強がってOKを出すと二郎の手が俺の肩をつかみ顔が近づいてくる。
ギュッと目をつぶると唇に暖かくて柔らかいものが当たった。
多分二郎の唇だろう。
目をつぶったついでに口まできつく閉じたので二郎の舌が俺の唇に当たり入りこもうと叩いてくる。
少しだけ唇を開くとスッと舌が滑りこんできた。
「、、、ん。」
俺の舌をつついて二郎は自分のものとからめた。
慣れたようすのキステクニックに兄貴の俺の方が息があがってしまっていた。
二郎、、、お前童貞じゃないのかよ、、、。
「は、、、。」
か細い糸をひいて唇がはなれ二郎は俺に抱きついてきて耳元で囁いた。
「好き。兄ちゃんのこと、大好き。」
多分それは兄弟としてじゃなく恋愛対象としての好きなんだろう。

我慢できなくなったらしい二郎は俺の手を引っぱって自分の部屋に引き入れた。
そのままベッドに押し倒されてさっきよりも激しく唇をもてあそばれた。
「ふ、、はあ、、」
暗い二郎の部屋に唾液のからむ音と俺の息が響く。

「じ、、ろ、、はぁ、、二郎」
キスの合間に声をかけて肩をつかんで体を引き剥がしにかかるとハッとしたように二郎の唇が離れた。
「これ以上は、、ダメ?」
うるうるした目で聞かれ俺にどうしろってんだ、、。
迷ってる時点で兄貴としてアウトだが二郎の性欲がたまってるなら性処理に遣われても仕方ないと思う自分もいる。
だって3日前には俺の性処理させちまったわけだし。
「わかった。好きにしていいから、、、。」
好きにしていいからと言ったところで俺の3日前の行動が許されるわけではない。
「ありがとう!兄ちゃん大好き!!ちょっと三郎呼んでくるね。」
ん?
え?
三郎?
なんで?
聞こうとした時には二郎は三郎を呼びに部屋を出ていこうとしていた。

「いち兄!大体のことは二郎に聞きました!本当にいいんですか!?」
三郎がキラキラした瞳で聞いてくる。
もう後には引けない。
「ああ。お前達の好きにしていいぞ。」
すると二郎と三郎がまたアイコンタクトを始めた。
どう役割を分担するか目線だけで相談しているようだった。
普段からこんな風に仲がよければ、、、。

「兄ちゃん、、」
そうして最初にベッドに上がったきたのは二郎だった。
再びキスをされ押し倒される。
二郎の手は性急に俺の服を脱がしにかかる。
唇が離れ、上着を脱がされた俺は改めて弟達の目に裸を晒すことが恥ずかしかった。
その間にも三郎が俺のズボンのベルトを外そうとしている。
ズルッと下着と一緒にズボンが下ろされ足からひきぬかれた。
どうやら二郎は上半身担当、三郎は下半身担当のようだ。
二郎の手が外気に触れて硬くなった乳首を念入りに吸ったり舐めたりしている。
三郎は俺のちんこを口に咥え慣れたようすで頭を前後させて愛撫をしていた。
「アッ、、、く、、う。」
乳首を甘噛みされるむず痒さと、三郎の愛撫で勃起を始めたちんこから立ち上る快楽。
思わず声を抑えようととっさに両手で口を覆う。
「三郎。一回兄ちゃんいかせて。」
「ん、、、。」
二郎がそう言うと三郎の愛撫が激しくなった。
「あ、、、ん、、、ふ」
「兄ちゃん、声だしなよ」
二郎優しく口に当てた手を退かせようとする。
「あああっ、、、」
自分でも恥ずかしいほどの声を上げ、俺は三郎の口の中に射精してしまった。
「、、、」
三郎は口に残った精液をゴクンッと飲んだ。
「三郎。お前、、飲ん、、」
「美味しかったです。ありがとうございます。」
と三郎の事もなげに笑顔でこちらを見る。
すると、二郎が。
「兄ちゃん。後ろ解すから四つん這いになって。」
え?
え?
やっぱりそうなるの?
俺の頭が状況に着いてこない。
「早く」
二郎に急かされ意味もよく理解せず言うとおりにする。
尻を開かれ、冷たいものがドロッと垂らされた。
恐らくローションだ、、、二郎のやつこんなものまで持ってたのか。
「指入れるね。最初は変な感じすると思うけど慣れたら気持ちよくなるから。」
童貞のはずの二郎の冷静な解説に驚くしかない。
これは多分ネットの知識なんだろう。
とか思ってる間に指が2本入ってきた。
「ひ!?んんっ、、、。」
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
その感覚がなんとも言えず気持ち悪い。
「二郎。約束どおり挿入は僕からだからな。」
「分かってるよ。」
そんな会話が聞こえ俺は気が遠くなりそうだった。
指が3本に増えたようで更に穴が広げられる。
「はあ、、、ハッ、、あ。」
「大分緩んできた。三郎、もういいぞ。早く終わらせろよな。」
「言われなくても分かってる。」
指が抜かれ代わりに指とは比べ物にならない熱いものが当てられた。
ズルンとローションに導かれて三郎のモノが入ってきた。
それと同時に始まる激しいピストン運動。
「アッー、、、んっんっあ。」
「はあ、、、いち兄のなか、、熱くて気持ちぃいで、、す、、、。」
うっとりとした口調の三郎。
早く終われ。早く終われ。
声をもらしながらそう願う。
パンパンと尻を叩く三郎のピストンに余裕がなくなってきた。
「中でいってもいいですか?いち兄。」
そう聞かれて必死に頷く。
次の瞬間三郎のモノが俺の中で達した。
すると間を置かずに次は二郎のモノが入ってくる。
「あ、、待っ、、、」
「ふはっ、、兄ちゃんのココすっかりユルユルになってる」
そしてまた始まるピストン。
気持ちよくなんかちっともない。
ここでのセックスに慣れる前にそこまでこんな排泄器官使わないがな。
一回きりだろうから我慢だ、俺。
「んっんっ、、ん。はあ、、、はっ、、、。」
「兄ちゃん、俺も中で出すよ?」
「ん。もう分かったからァ。」
三郎に続いて二郎にも中出しを許しモノが引き抜かれると疲れ切った俺はベッドに横たわった。
「いち兄は何もかもが最高です。」
「またしようね、兄ちゃん。」
そう二郎に言われて額にキスされる。
えっ、、、。
次があるの?
俺はぼう然と頷くことしか出来なかった。



続く
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