頂き物
□鳥と緑の道中記
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ースマブラタウンー
ルイージとファルコはスマブラタウンにやってきた。今日も変わらず街は賑やかである
ファルコ「こうやってゆっくり徘徊すんのは初めてだな」
ルイージ「今日は色々回れるといいね…イテテ」
先程の転倒の影響で鼻にガーゼを巻いてるルイージ。痛みは中々引かない
ファルコ「慌てて準備するからだ」
ルイージ「ごめんごめん。でも今日はどうしても最初に行っておきたい場所があってね」
ファルコ「行っておきたい場所?」
ルイージ「うん。そこの限定メニューが人気でさ。任務とか乱闘とかあって全然行けてなかったから今日こそは!と思ってね」
ファルコ「なるほどな。んで、そのお目当ての場所はどこにあんだ?」
ルイージ「ここの路地を抜けて左に少し歩くとあるんだ。…よし、見えてきた!」
ー喫茶店ー
ルイージ「ふぅ。やっぱりここの雰囲気は落ち着くなぁ」
ファルコ「…おいルイージ」
ルイージ「なに?」
ちょっと耳貸せと小声で何かを伝えようとするファルコ
ファルコ「ここがお前の言ってた場所か?どうも女が多くねえか?」
ルイージ「ここはカフェだよ。喫茶店とも言うね。もしかして知らないの?」
ファルコ「カフェ?喫茶店だぁ?どんな店だよ」
ルイージ「どんな店って…お菓子や軽食、美味しいコーヒーや紅茶が堪能できるお店、って言った方がいいかな?」
ファルコ「…………」
ルイージ「もしかして気に入らなかった?」
ファルコ「いや、それよりもな…」
ヒソヒソヒソ…
何処かから噂声が聞こえる…
客1「ねぇねぇ何アレ…鳥?」
客2「しっ!もしかしたら新手のコスプレイヤーかもよ〜」
客3「ヒゲのおっさんと鳥が喫茶店とか絵面ヤバくね?」
客4「こっそり写メっとこうかな〜」
ファルコ「………何かちらほら噂話が聞こえんだが」
ルイージ「…みたいだね。何でだろう?」
ファルコ「こんな小洒落たとこに野郎二人で来てるからじゃねえのか?」
ファルコは一つため息をついた
ルイージ「う〜ん。どうする?場所変えようか?」
ファルコ「いや、別に良いだろ。他人にとやかく言われた所でわざわざ立ち去る義理はねえしな」
ルイージ「それもそっか。さて!とりあえず何か食べようか」
パラパラとメニューを開く二人。やがてルイージはお目当ての限定メニューを見つけた
ルイージ「お、あったあった!ファルコは決まった?」
ファルコ「ああ、とっとと注文してくれ」
ルイージ「はいはい」
ルイージは呼び鈴を鳴らし店員を呼び付けた。ルイージは限定メニュー、ファルコはナポリタンスパゲッティを注文
料理が来る間、二人は世間話をすることにした