リクエスト小説
□眠い
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-白石side-
「んーまいやん」
甘えた声で私の背中によしかかってくる可愛い彼女。
「どーしたの?眠い?」
七瀬がメンバーもいる楽屋で甘えてくるときは大抵眠い時。
楽屋にはメンバーもいるから、七瀬がこうして自分から甘えてくることは滅多にない。
でも今みたいに眠い時は私のところに必ずきてくれる。
いや、私がそうするようにいったんだけどね。
付き合いたての時に七瀬が他のメンバーの背中で寝ちゃってそれを見た私が嫉妬したんだったかな
まぁどっちにしろ七瀬が甘えてきてくれて嬉しいことに変わりわない。
「まいやん、眠い〜」
「じゃあ前においで」
そう言うとさっきまで背中にあった温もりが離れる。
「おいで」
七瀬が前に来たのを確認すると私は膝をポンポンして誘導する。
私の膝の上に乗ると首に腕を回してくる。
体制が安定するように七瀬の腰に腕を回して私も密着する。
ふいに七瀬の顔を見るととても眠そうな顔をしてうとうとしている。
「寝ていいよ」
「ありがとぅ」
返事をすると私の背中にくっ付いてすぐに眠ってしまう七瀬。
私の肩に顔を乗せてスヤスヤしている寝顔を見る。
やっぱ私の彼女は世界一、いや宇宙一可愛い。
これこそ天使の寝顔だよ〜
今のうちに写真をとって保存しちゃお〜と。
スマホどこに置いたっけなぁ〜
あ、あった!
スマホに向けて一生懸命手を伸ばすがあとちょっとなのに届かない。
もー、こーなったら仕方ない。
今の七瀬の寝顔を目に焼き付けよう。
ほんと可愛いなぁ〜うちの子。
寝顔を眺めていると私も眠くなってきた。
七瀬の頬にキスをする。
全く目覚める気配がないので私も七瀬に寄りかかり眠ることにしたのでした。