小説
□待って
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-白石side-
「ひゃっ」
そんな可愛い声をだして私の方を睨みつける七瀬。
今日は七瀬はゲームに集中してたから触っても大丈夫だと思ったけどダメだったか〜
少し残念な気もするけどまあいいか。
「まいやんいい加減にして」
怒っているのかいつもとは少し声のトーンが低い。
「んーじゃあ何だったら許してくれる?」
「何でもいやや」
「えーそんなこと言わないでよ〜」
「あ、じゃあこれは?」
そういって私は七瀬の後ろに回り、自分の足の間に七瀬をいれて、腰に腕を回す。
「これならいい?」
「んー温かいから許す…でも、変なことせんといてや」
「うん、分かった!やった〜、これで七瀬とくっつける〜ふふっ」
ダメもとでやったつもりが上手くいった!
調子に乗った私は七瀬の肩に顎をのせて、七瀬の匂いを胸いっぱい吸い込む。
しばらくクンクンしているとお腹を誰かにつねられた。
「恥ずかしいから匂い嗅ぐのやめて」
私のお腹をつねった犯人はもちろん七瀬で、その理由はどうやら匂いを嗅がれるのが恥ずかしいかららしい。
「抱きついたら匂い嗅ぐなんて当たり前じゃん!やめないからね!」
「ならくっつかんといて」
「もう嗅ぎません、ごめんなさい」
「ふふっ、ええ子ええ子」
本当は今すぐにでも襲いたいのに…
チャンスないかなぁ〜
そんなことを考えながら七瀬の首筋に顔を埋める。
「んっ、あっ!」
毎日のように聞いてる七瀬のあの声。
もしかしてと思い、もう一度首筋に顔を埋める。
「ふぅっん」
やっぱり…
「七瀬感じてるの?」
「かん…じてな…い」
「じゃあ何?」
「まいやんの髪が…くすぐっ…たい」
あーそうゆうことか。
にしても、本当に可愛いなぁ〜、うちの子。
襲いたい、襲いたい、襲いたい…
「ぃたい、そいたい、襲いたい」
「ちょっ、まいやん落ち着いて!」
「ごめん七瀬、我慢出来ない」
そうして気づいたら私の手は七瀬の服を脱がしていた。
そんな私に七瀬はこう言った。
「意地でも離れるべきやった…」