SAO connect world

□1話
2ページ/2ページ


目覚めてから3時間、ようやく約束の時間を迎えた俺たちは、LOA専用のデバイス”mimi”を装着した。

木綿季「今度はどんな冒険が待ってるかな。」

「行ってからのお楽しみだな。」

木綿季「わくわくするなぁ。」

「じゃあ、行こうぜ。」

遊作・木綿季「「リンクスタート!!!」」



―ランドソル

「ここがLOAの世界か。割とよくあるRPGの街並みだな。」

ユウキ「ねぇ、このアバターってさ…。」

俺たちが互いの姿を確認していると、よく知る人物から声をかけられた。

キリト「二人とももう来てたんだな。」

アスナ「ユウキ、Playmaker、おはよう。」

そこにはキリト、アスナのほかに、リーファ、シノン、リズッベット、シリカがいた。

ユウキ「みんなおはよう!ってやっぱりアバターが。」

キリト「あぁ、これか。驚きだよな。俺たち5人はSAO、リーファとユウキはALO、シノンはGGOのアバターだもんな。」

リーファ「どれも別のサーバーだし、どうしてだろう。」

「ミネルヴァは世界中のあらゆるネットワークと繋がってるんだ。当然過去のデータも残ってる。その中から最も生存率の高いアバターを自動的に選んでんだろ。」

リーファ「なるほど。」

「ただ、SAOにいい思い出のあるやつなんてあんまいないだろうしな。もし変えたかったら言ってくれ。べリアルで干渉すれば姿を変えるくらいはできると思うし。」

キリト「ありがとう、Playmaker。でも俺はこのままでいいよ。確かにSAOは辛いことばかりだった。でも、あそこで生きていた時間も俺の人生の一部なんだ。だからこのままでいい。」

アスナ「キリトくん…。」

「そうか。」

つらい過去も受け入れ、前に進むキリトに頼もしさを覚える。…が。

キリト「それにSAOのおかげでアスナと出会えたしな。」

「チッ!結局最後は惚気かよ。」

リズ「朝からお熱いことで。」

キリト「ち、違うって!別にそういうつもりで言ったわけじゃないぞ!」

Playmaker・リズ「「ハイハイ」」

それからしばらく俺とリズベットはキリトに冷たい視線を送り続けた。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ