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□鬼道の抱いた疑問
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「あいつの運動能力は類まれだ。それにサッカーIQも非常に高いと見受けられる。」
そういう鬼道は少し浮かない面影である。
「でも何か気になるんだろ。」
円堂も心あたりが無いわけではなかった。
「あぁ、しかし確証はない。」
鬼道は鬼優のあることに気がついていた。
「雷皇は本当に距離を把握していない気がする。」
「俺は左目しか使ってないように見える。」
「やはり円堂も気がついたか……、多分だが、雷皇は右目が見えない。盲目なんだろう。」
「まさか!片目であのプレーができるのはおかしいぜ。すごい空間認知能力がないとできねぇだろ!」
「フィールドの皇帝だったらできるかもな。」
鬼道と円堂はもう一つの秘密に近づきつつあった。
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