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□悲劇は喜劇に
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鬼優の余りの格好良さとプレーの鮮やかさ、同じ空気を吸っているのかと思えないくらいの素晴らしさに井ノ上 優瑠は惚れた。同じクラスで良かったと思った。最初にやった自己紹介で自分が最初に自己紹介してから他の人に余り魅力を感じなかった中、最後の最後に彼に心を奪われたのだ。

「雷皇!今日は素晴らしかった!大事をとって練習は終了だ!今日はこれから帰ってもいいし、試験はまだ続いているから見学してもいいぞ!」
『はい!』
円堂監督の指示に答える彼の声は低いがよく通る声でこの声で囁かれたら倒れてしまうかもしれない。

水を渡すためにマネージャーの先輩と一緒に先輩の元へ行き、
「あのスーパー1年に渡してこい!」
とみどりさんに言われて優瑠は鬼優の方へと行った。
向こうも気がついてくれてこっちに来てくれた。

『ありがとう。同じクラスの井ノ上さんだよな?これから色々よろしくな!
あ、名乗り遅れた。俺は雷皇鬼優、鬼優と呼んでくれ!』
「よ、よろしくね、鬼優。私のことはゆうるでいいから、」
俺はこのときゆうるに惚れた。
『あ、あのさ、連絡先交換しない?』
「も、もちろん!」
2人とも少し頬を赤らめて照れあっていた。

だがその直後試験の相手をしていた霧野先輩を悲劇が襲った。
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