五条
□いやらしいんですよっ!
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勢いで彼のプロポーズにOKしてしまった。
どうしようと頭を抱えながら学校を出ると校門前に黒髪の美青年が立っている。
不思議に思っていると私と目が合ったその美青年がこちらにツカツカと靴底を鳴らして向かってくるではないか。
「あの、◯先生ですよね?」
「・・・はい」
なぜ下の名前?というかなんで知ってるんだ?
「あなた、五条先生の教え子の」
「はい、伏黒恵と言います」
涼やかな顔立ちに似合う涼やかな声で自己紹介される。
「ライバル校になにかよう?」
「いえ、先生に会いに」
は?
「鍋好きですか?」
「好きですけど・・・」
「これから食べませんか?」
ぎこちなくも真っ直ぐに私を見つめて提案してくる美青年。
なるほど先生に美味しいご飯をご馳走してほしいのか!
「いいよ!行こうか!」
よかったと笑みをこぼすと彼の案内する場所までついて来たがライバル校の寮が見えはじめおや?と思いながらついて行くと彼の寮の部屋であろう場所にどうぞとご丁寧にドアを開けて入るように促された。
目の前にはぐつぐつと煮えた鍋。
その後ろには黒髪の美青年。
「あの、これは・・・」
お口に合うといいんですけどと照れ臭そうにはにかみながら私の分であろう具材を小皿によそうとどうぞと綺麗によそわれた小さなお鍋を渡される。
「先生にごはんをご馳走してほしかったんじゃないの?」
え?と少し驚くような顔をするとまさかそんなわけないじゃないですか!とクシャっとして笑う美青年。
くそ、可愛いな。
いやいや、じゃあどんなわけ!?
「じゃあ料理の評価してほしかったとか?」
「違います」
美青年と私はお行儀良く同時に手を合わせるといただきますをした。
生姜と出汁のバランスが絶妙。
「うん、すごく美味しい」
「よかったです、あの、五条先生と付き合ってるんです?」
美味しかった鶏団子が一瞬で無味に変わる。
「付き合ってないよ、なんでそう思ったの?」
昔付き合ってたけど別れてでもなぜかいま求婚されててしかも勢いでOKしちゃったけど保留にしたいとは言えないよ。
「先生の◯さんを見る目がなんか」
と言葉に詰まり言いにくそうにして頬を掻く美青年。
「え、なに?」
「・・・いやらしいんですよっ!」
一気に頬が真っ赤になる美青年。
ごめんよ。無理に聞いて。
「移動中とかふとしたときに物思いにふけてるときがあるんですけど、その時も◯さんを見るときと同じ目をしてて、きっと◯さんのことを考えてるだと思います」
美青年はその時のことを思い出しいるのだろうが眉間にシワを寄せる。
「だから付き合ってるか、先生の片想い?というかストーカー?」
「たしかに、言われてみればストーカーみたいなもんかも」
伏黒くんが作ってくれた美味しいスープを飲んで一旦落ち着く。
「え?警察に行きますか?」
美青年は携帯を素早く出すとそのまま110番通報しそうな勢い。
「大丈夫っ!いまは付き合ってないんだけど昔ちょっと付き合ってたの」
ちょっとではなく3年である。
美青年はそうですかと残念そうに肩を落とした。
「はあ、美味しかったー!私のためにわざわざ作ってくれてありがとう!」
美青年は私の言葉に固まるので
あれ?違った?はずかしい!と思っていると
「お口に合ったみたいでよかったです」
とご馳走様をすると照れ隠しなのかそそくさと食器を片付け始めたので私の恥ずかしい勘違いではなかったみたい。
食器は私が洗うよ!と言えばいや、招いたのは俺なのでゆっくりしててくださいとテーブルの前まで戻され言われるがままに横になってベッドの下に目をやると透明のプニプニしてそうなものが横たわっている。
なんだろうと手を伸ばして手に取る。
筒状で触ってみるとやはりぷにぷにしている。
んーと観察していると筒の先端には穴が開いてある。
オナホ?
洗い物が終わった美青年は私を見るないなやまたも固まってしまう。
「これどうしたの?」
耳まで真っ赤になってしまった美青年の手を引いてベッドに座らせると尋問開始。
「先生が、もういらないからとくれました」
「先生の使用済み!?」
「まさかっ!違います、新品のやつです」
真っ赤な顔が一向に治ろうとしない姿を見て私の加虐心に火がついてしまう。
「どうだった?」
「な、んでそんなこと聞くんですか?」
「使ったんだね」
下を向いて顔を隠す美青年の真っ赤な耳に使ってるところ見たいなと囁く。
なっ!?と顔を上げて私を見ると口をパクパクしている。
美青年の足の間に身体を入れて股間にグッと顔を近づけテントが張っているズボンを凝視するとにやりと微笑む。
「ここ苦しそうだよ?」
ずっと恥ずかしそうにしている彼を立たせるとチャックを外すと案外すんなりと言うことを聞きズボンを下ろさせてくれた。
大きくなったソレがバイーンとお目見え。
彼はソレの先端は糸を引いているので汚れちゃうよとベッドに座らせTシャツの裾を手で捲らせると綺麗に割れた腹筋がちらりと見え膣奥がキュウンとするのを感じる。
オナホにローションを注いであげ彼に手渡すとおずおずと入口にソレを当てがいゆっくりと挿入した。
「はあっ・・・」
少しずつ動かしはじめ声が洩れはじめる。
「んんっ、、、あっ、はっ、あ、、、」
こんなにも綺麗な男の子がグチュグチュといやらしい音を立てて顔を真っ赤にしながらオナニーしている姿はとてつもなく興奮する。
「気持ちいい?」
「ん、気持ちいですけど、それより緊張の方が勝ってますっ」
「じゃあ、私が動かしたらもっと気持ちいいかな?」
彼の横に座ると左手でオナホを持って上下に動かしはじめる。
「ああっ、やばっ、それは、だめ、」
さっきとはうってかわって頭をのけぞらせて感じまくっている。
「可愛い、、、気持ちいいね、どう動かされるのが好き?
先っぽだけで動かすのか?」
と先っぽだけにオナホを動かし
「根元までずっぷり入れて上下にこすられるのがいい?」
と根元まで入れて上下に動かす
「んんっ、、、もう、やめっ、、、」
私は動きを止めるとなんで止めるんですか?と少し涙目になっている可愛い可愛い好青年。
「やめてって言ったから」
だんまりを決め込んだ彼の腰は刺激がほしいとやわやわと動いている。
「腰、動いてるよ?」
俯いている彼は虫の鳴くような声でつぶやく。
「・・・や、めないでっ」
「ん?よく聞こえないな」
顔を上げた彼の目からはいよいよ涙が零れ落ちそうだ。
「やめないでっ、、、」
彼の目か涙が零れ落ちるのを合図に優しく上下に動かす。
「ああっ、はあっ、イっ、
いきそうになった瞬間に手を止めると愕然としたように私を見つめた。
「ごめんね、伏黒くんがあまりにも可愛くていじめたくなっちゃうの」
彼の目からポロポロと溢れる涙を拭って再び手を動かし彼の身体がのけぞると私の名前を呼び激しく射精した。