五条

□どっちがいい?
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彼の綺麗すぎる瞳がぎらついて私を見つめるので視線を離せないでいるとさっき自分が着せた服を脱がせる。

せっかく着たのに。

「先生、ここあなたの生徒の部屋です」

わかってるよ、いけないことって興奮するでしょ?と彼の顔が私の首筋から順に下へ降りる。

「んんっ、ここじゃだめだよっ・・・」

「こんなに気持ちよさそうにしてるのに説得力ないよ」

彼の顔が秘部に到達すると立ったままだというのにそのまま顔を埋めて舌を這わすので思わず口を開けて喘いでしまう。

「ああっ、せんせっ、はぁっ、」

足がガクガクになっていまにも座り込みそうで彼の髪を思わず両手で掴むように頭を持ってしまった。

彼はそれに気づくと顔をあげて私を見上げる。

「◯ちゃん、すごい可愛い・・・
だけど今日は許してあげない」
と私を横抱きすると寝具に寝かせて今度は両足を開かせる。

「ここ、たくさん舐められたの?」

答えられずにいると彼の舌がまた這わせられた。

「ああっ、やあ、はあっ、、、」

彼の舌遣いは確実に絶頂に導かされる。
下から上に優しく柔らかい舌でぬるりと責め立て続ける。

「だめっ、イっちゃうっ、、、」

すると彼の舌はそこから離れて来るはずの波がさっと引いてしまった。

「・・・な、んでっ」

満足そうに笑う彼のソレは熱り立っている。

私の疑問に答えてくれないまま私に覆い被さると硬くなったソレをゆっくりと入口にあてがう。

「ここ、何回も擦らせたの?僕以外ので、」

「うん、何度も何度も擦られたよ、伏黒くんので」

焦らされたことに少しカチンと来ていた私は意地悪く答えたが、
同じくカチンとしたような表情を浮かべた彼の眉がピクッと動いた。

「◯ちゃん、いま僕がどんな気持ちかわかる?」

と尋ねるとゆっくり差し込んだ。

「はあっ、、、」

お互いに息を洩らすと少しの間、刻を待つ。

「めぐみは、守らなくちゃいけない大事な存在なんだけど、本当にいますぐにでも、」

普段と同じ調子の声色とは裏腹に彼の目の色は死んでいる。

「殺したい」

腰を急速に動かし始めるので言われた言葉を理解するよりも先に快感に飲まれなにも考えられなくなる。

「やあっ、きゅうに、あんっ、動かさないでぇっ、、、」

「んっ、ほしかったんでしょっっ、」

いつもよりも強く深く突くので早く到達してしまいそう。
なにより彼が怒ってることにすごく興奮してるみたい。

癖になりそう。

なんて言ったらそれこそ今度は私が殺されかねないかな。 

「ああっ、イっちゃいそうっ、、、」

イクっイクっ、と頭の中で反芻しているとまた彼の動きが止まるのであともう少しで到達しそうな頂きからまたも遠ざかってしまった。

今度はなにも言えずに愕然としていると彼はぬるりとソレを抜いた。
自分の目が涙ぐんでいるのがわかる。

「その物欲しそうな顔すごくそそるよ。僕のがほしい?」

ほしくてたまらない。

「恵のと僕のどっちがいい?」

彼は有無を言わさずに今度は私を横向きにさせると後ろから差し込み焦らすようにゆっくりと律動をはじめた。

「やんっ、、、んんっ、伏黒くんのってっ、はあっ、答えたらどうするのぉっ?」

私の言葉で彼の動きがピタッと止まるのでさすがに言いすぎたか?と思っていると今度はさっきより少しだけ早く深く腰を動かし始めた。

「僕、知ってるよっ、##NAME 1##はいまよりもっとっ、はぁっ、早く深く動かしたらイっちゃうってこと、
それに、恵のなんかより僕のがいいでしょっ」

彼は一瞬だけ私がほしいままに腰の動きを変えたが本当に一瞬だけでゆるゆるした動きに戻ってしまう。

「仕方ないよねっ、こんなに綺麗で可愛い◯のことを目の前にしたらっ、どんな男でもそりゃっ、襲いたくなっちゃうよね、」

怒ってるのか単純に悲しいのかどっちにも取れる台詞を言い出す彼は私の肩に歯を立てて跡をつけようとしている。

「嫉妬と怒りと悔しさとっ、感情ぐちゃぐちゃで、気が狂いそうだよっ」

「先生っ、ああっ、もういやっ、、、」

またイきそうになった私は今度は申告するまいとほとんどなにも考えられなくなっている頭で考える

「 俺 が一番だって認めるまで永遠にイかせてあげない」

とまた彼の動きが止まる。

限界である。

もともと気の長い方ではない私は彼から離れると薄手のかけ布団を体に巻きつけるとお風呂場に向かおうと立ち上がる。

きっと彼の顔はすごく間抜けだろう。

へ?ちょっ、ちょっと待って!と予想を上回る間抜けさで私の腕を掴むと、慌てたせいでどう体制を崩せばいいのかわからなくなったのであろうヤンキー座りの膝の上に私を座らせた。

「これ、お仕置きなんですけど」

それはお仕置きしてる人が言う台詞ではない。

「私、焦らす人大っ嫌い」

別にそれほど嫌いではないがやられっぱなしがどうしても気に入らない私は抵抗してしまう。

「ごめんっ、ごめんなさいっ!」

と私の腕を掴んで平謝る彼。
さっきのお仕置きドSモードはどこへやら。

「ん?ちょっと待てよ、これって◯が浮気したからそのお仕置きで」

「はあ?なに?」

「ああ、いや」

「そもそも先生と私付き合ってないしっ」

「え、でも結婚してくれるって」

「それは先生が強引に言わせたんでしょ、私の意思じゃないし」

えー。。。と完全に魂が抜けちゃってる透けたイケメン。

「次あんなことしたら本当に嫌いなるかもだからね!というか先生の前からいなくなるからね!」

「それだけはっ!」

勘弁してくれと抜けた魂をなんとか戻して訴える彼。

私が座っているグラグラで不安定な膝の上チェアーは彼の心情を表してるみたい。

「もう二度としないから!」

と両手を合わせて謝っている彼のグラグラ膝の上チェアーから立ち上がるとお風呂場に向かう。

「行きたいお店があるから連れてって」

あくまで不服そうにしてみせお願いすると、はい!と彼はやはりシャワーを浴びる気配はなく服を身につけはじめた。
変態。
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