明日もまた会えるよね。

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少しして、私とキルアは前の集団に追いつき、第一次試験を終えた。

集まった合格者の中にゴンも見つけて、晴れて3人合格できたようだ。

これから…第2次試験が始まる。

* * * * *


二次試験の試験官は2人。

緑色の髪を5つに束ねた、スタイルのいい女の人・メンチと、大きなおなかをした男の人。ブハラ。

美食ハンターだという2人の試験官がだした試験内容は…“料理”

ビスカの森に生息する豚を会場にある調理器具で調理し、2人においしいと言わせたものが合格するらしい。


「こっちはレオリオ!で、こっちはクラピカ!二人とも試験会場に来るときに知り合ったんだ」

そういって、ゴンに紹介されたのは、

さっきキルアに怒鳴ってきた、長身の男の人・レオリオさんと…

中性的で綺麗な顔をした、年上の男の子・クラピカさん。


私はクラピカさんを見たとき、思わず目を疑った。

クラピカさんが纏っている服…


あれは…

「おいサクラ!行くぞ!」

「あっま、待ってキルアっ」


クラピカさんの纏っていたあの服。

あれは…

いや、でもそんなはずない。

あの一族はあの日、滅びてしまったはずだから。

それに、もし生き残りがいたとしても、こんなところで会えるわけがない。

私は自分にそう言い聞かせた。


それに…今はハンター試験を頑張らないとっ!



私たちは5人で豚を探しに出掛けた。
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