明日もまた会えるよね。

□003
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走り出してからすぐに気が付いた。

後ろからくる…とてつもない殺気。

今すぐにでも誰かを殺してやりたい。

そんな欲望を含んだ鋭い殺気。



息が詰まる。




これは…どうやら受験番号44番、ヒソカさんのものらしい。

ここに居たら危ないと本能が訴えてくる。

「キルア…」

私は不安になって、キルアに声をかけた。

きっとキルアも気づいていたのだろう。
「あぁ」と一言いうと後ろへ目をやった。

「サクラ、もっと前に…ってお前大丈夫かよ?顔がゾンビみたいだぞ…?」

私の顔を見てそう言ったキルア。

ゾンビって…失礼な。

確かにちょっと息苦しい感じもするけど…

このぐらい全然…


「わっほんとだ!サクラ!顔が真っ青だよ!」



全然…平気…


パタッ…


「わー!!サクラ!!?」
「はぁ〜…またか」
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