明日もまた会えるよね。

□003
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「こっちは何度も大丈夫か確認してんのに、変な意地張ってさ。結局倒れたんじゃ意味ねーじゃん。」

「ご…ごめっ」

喉の奥が熱くて、うまく言葉が出てこない。

「だー!!お前な!いちいち泣くなよ!…って、いや…そうじゃなくて…」

足を止めて、突然私のほうを振り向いたキルアに驚き、びくっと肩を震わせると、キルアは決まり悪そうに私から目を反らした。

「俺が言いたかったのは、きつくなったら意地張らずに教えろってこと。」

「…え?」

私が倒れて迷惑かけたことに怒ってるんじゃないの?

「そりゃ、お前を運ぶなんて簡単だぜ?でも、お前だって倒れたくねーだろ?」

恥ずかしくなったのか、キルアは少し頬を赤くして、「今度からはきつくなったら必ず言え!分かったな!」と、強い口調で言ってきた。

私はキルアの勢いに負けてしまい、伝わったかはわからないが、コクンと一つうなずいて見せた。






いつもは不愛想だけど…

私は知ってるよ。

キルアがすごく優しいこと。
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