Noel

□優しい彼ら実は…
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あるにあ視点
優しい彼。
イケメンな彼。
彼はとてもクラスで人気者でかっこよくて。
朝彼が来るとクラスメイトが彼を囲み出す。昨日のテレビはさーとか今度遊ぼうぜ!とかジャンクさん好きです!とか。
それを見ていた俺とラムザさんははぁ、とため息をついてニヤニヤと笑っていた。
ラ「日常茶飯事だな」
あ「だね」
と笑っていると何だお前たち。とジャンクがこちらに向かってきた。
ジ「なんかニヤニヤしてなかったか??」
あ「気のせい気のせいww」
ラ「そうそうww」
ジ「そうか?」
そういえば…とジャンクはゲームの話をしだすが、クラスメイトの視線が痛い。俺はトイレ行ってくるわーwwと言って教室から抜け出した。
怖い怖い。周りの目線が。周りの目が。
ラムザさんは気付いてないのかな。
俺はのんびりと散歩をしていた。授業が始まるまでまだ時間があるし、俺はいちごオレを飲みながら歩いていた。
とても美味しくて頬がたるむ。
タ「あれー??あるにあじゃん」
あ「タップー」
タ「あれ?1人??」
あ「うんww」
タ「そっか。」
あ「あ…そういえば今度さボーリングいかない??」
タ「本当!?行く行く!!!!」
目を輝かす彼を見て俺はくすくすと笑った。
タ「え、何で笑うのさ」
あ「いやー??面白かったから」
タ「ふーん??そっか。」
あ「はぁあ。」
と言って俺は彼によし掛かる。
タ「どうしたのー?あるにあ。また??」
あ「ううん。……」
タ「嘘はつかない約束でしょ?」
あ「………はぁ。タップンにはほんと敵わないなぁ…」
タ「で、とうしたの??」
あ「いや…俺さ、ジャンクとラムザさんで行動してるけどやっぱり……あの頃のことがあっt…((ジ「おい、あるにあ。授業始まるぞ。」
あ「……あ。わかった。今行く。じゃあね、タップン。また」
タ「あるにあっ…!」
手をガシッとつかまれた。俺は振り向かずに
あ「なに…?」
タ「無理は…しないでね」
あ「わかってるよ」
パッと手を離した。

ラ「お前トイレ長すぎww」
あ「うっせーわ!」
俺とラムザさんは席が隣のため、授業中はふざけまくってる。基本スマホで遊んでる。
英語の先生「抜き打ちテストだー」
あ「いぇーい」
ラ「げっ…」
配られたテストに俺はさらさらと解答を記入していく。

俺はタップマンと昔からの幼馴染で、よく遊んでた。彼がいつもつけてるバンダナは俺がプレゼントにあげたもので彼はとても気に入ってる。(ちなみにお兄さんとおそろにしてあげた)
俺は昔っからいじめられる要素満載だったから。昔っからいじめられてはタップマンに助けられてきた。
俺はそんな彼が好きだ。
勿論友人と好きだが、恋愛としてだ。しかし彼は男なんて恋愛対象じゃないだろ。ましてやこの俺。

ジ「おい、あるにあ、あるにあ??」
あ「は…!?」
ジ「大丈夫か?ボケーとしていたが…」
あ「うんww平気だよ」
ラ「あ、そうそう、最近このゲームさ……」
ガラガラっ
あむ「遊びに来たぜー!!!!」
タ「失礼しまーす」
タップマンじゃん!!俺は目をキラキラと輝かせた。
ジ「お、お前たちww目立ちすぎだww」
クラスメイトの視線がまた集まっていた。俺には冷たい目線だ。
あぁ。痛いイタイ。
タ「……そういえばさ!この前の脱獄のやつさ…!!」
タップマンはクラスメイトから視線を遮るために俺の前に出て、話す。
やっぱりタップはイケメンだ。
俺からしてみればジャンクよりイケメン。

今度彼に何か奢ろう。いつも助かってるし。
タ「いやーでもさ、」
ラ「えー??嘘だww」
あむ「うん、絶対ww」
と3人で話が盛り上がっていた。
俺とジャンクはスマホをいじりだした。するとラインがきた。ジャンクからだ。
なになに??
今日、スタバ行かないか…?
おっけー!!ばっちし!!と送ると彼はクスリと笑った気がした。



放課後。
俺はジャンクのことを待っていた。
部活が終わるのを待っている。
ジ「遅れてすまない!おまたせ。」
あ「じゃあ行こっか!」
ジ「ああ。」
スタバにつき、2人で飲み物を選んでいると…。ジャンクが俺がとってくるから、待っててくれ。と言ったので俺は席で待っていた。
ジ「お待たせ。」
ニコニコと笑った彼にありがとう。と言ってから、一口飲んだ。
やっぱり美味しい。

ゴクゴクと飲んでいけば、ふぅ。とため息をついた。美味しすぎて困る。といったところだった。
ジ「あ、あるにあ、」
あ「え、なに??」
ジャンクが俺のほっぺたを触って……
あ「んっ……」
なんか…体が熱い。
風邪かな……?
ジ「効いてるな」
ニヤニヤ笑った彼はまるで別人に見えた。
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