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□8 班決めと担当上忍
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無事に下忍になって今日は班決めのためまたアカデミーに来ている
『班かぁ……大丈夫かな俺……スリーマンセルとかだろ〜……全く知らない子達と組むんだよな…………オーノー……』
なっがーーい溜め息しか出ない俺
幸せ全部無くなったなこりゃ
ドキドキしながら騒がしい教室の前に立つ
『…………ががが、頑張れよ俺……周りはただのジャガイモだ、玉ねぎだ、里芋だ!!いや米粒!!…………よしっ!!』
震える手で教室のドアを開ける
ガラッ
シーーーーーーーン……
俺死滅…
うぉぉぉおい;;";!!?
やめてくれー;;!!泣
いきなり静かにならんでくれー;;!!!
あんなにザワザワしてただろーが;;!!
うわー……ドッと汗出てきた
ヤバイヤバイヤバイヤバイ……;;;
どうする!?とりあえず……どうする!?
『あ…………………………ども』
「「「「!!!」」」」
とか、何言ってんだ俺ァアァァァ……
「え、何あの人……可愛いくない?」
「あれ、男だよな?」
「うそー、かっこよくない!?」
「クールそうな奴だなー!」
「アカデミーにいたか?アイツ」
「……モテそうな顔してんなー」
ガヤガヤザワザワワイワイ……
またざわめき出した教室
だが俺には何も聞こえない
そうさ、聞こえないのさ!!
なぜかって?
俺には俺の心臓の音しか聞こえないのさ
はい、非常に動揺しとります……;
とりあえず空いてる席を見つけ隣に声をかける
『ここ……座ってもいい?』
「え、あ、いいぜいいぜ!」
『ん……サンキューな』
時間まであともう少しだ…
そしていろんな子供の視線が俺には凶器に思える
痛い……泣
どーか!どーか早くこの時間が終わりますようにぃぃぃ!!!!