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□16 その後…
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ガチャッ
「おう。もう体は大丈夫なのか?」
『はい。長く眠ってたみたいで………申し訳ありません総隊長』
総「いや戻ってきてくれただけで充分すぎる…」
総隊長………涙←
総「だが………里はこの状況だ。人手が全く足りなくてな。そしてお前の任務が溜まり放題だ。無理せず頑張れよ」
『え』
ドンッッと音がした
これ紙切れだよね?
重ねただけなのにこんな音がでるんだぁ
そっかぁ………泣←
くそ重みのある紙切れたちをよっこいしょと持ち上げノシノシ歩く
とその時………
「た、隊長…」
「ご無事だったのですね!!」
『!あ!』
なついてくれてなかった君達!
「隊長!す、すみませんでした!!」
「ごめんなさいぃぃ!!」
!!
『いや………何も謝らなくても…だって、俺選ぶのは自由だって言ったし』
「で、でも!こ、怖かったんです…」
「…」
『…怖いよな。わかるよ、俺も怖ぇよ。だけど、俺は守らなきゃいけない人がいるからな。体が勝手に動いた。ただそれだけだ。………また一緒に頑張ろうぜ』
「!!はい!!」
「は、はい!!隊長!!ありがとうございます!俺隊長大好きです〜………うぅ」
ガバッ
『おヴっ!?』
ガッチリと左右抱きつかれた俺
めっちゃ泣いとる…wは、鼻水つく!!(相手は面を取っていたため…)
そして重い!!紙切れ!!
ーーーーーーーー
火影室で庶務をこなすミナト
ミナト「ふう…」
コンコン
『四代目、皇です』
ミナト「!…あぁ、入っておいで」
『はい、失礼しまっぶほぉ!!』
言い切る前に抱きつかれた俺
皆、抱きつくの好きだね…
ミナト「よかった…皇!」
『あ、ありがとうございます…?』←
ミナト「皇…いやスバルのお陰で俺達家族が…里の皆が助かった…本当に…本当に申し訳なかった…」
『や、やめてくださいよミナトさん!!ね!皆が無事だったんだし!何しろ…ナルトに…ミナトさんとクシナさんを残せた。俺はこれが一番嬉しいです』
ミナト「スバル…」
『でも…もう俺、前の記憶が殆んど消えかかってるんです…それに未来は変わりました。今後起こることはもう誰にもわかりません…俺は役に立たない…』
ミナト「そんなこと言ったらだめだよ。スバル、君がいてくれるから俺達は助かりこうして生きていられる…君は充分すぎるくらい強い。木ノ葉の自慢の忍だよ。これからも俺と一緒にこの里を守っていってくれるかい?」
いいとも!!と叫びたい!←
『はい!ミナトさん………俺を…俺をみつけてくれたのがミナトさんで本当よかったです。…俺、里のために頑張ります!そしてミナトさんの右腕となれるように強くなりますね!』
ミナト「ん!スバルはもう俺の右腕だよ。これからもよろしく!」
照れる!!!!←
里を壊滅状態にした九尾事件…
沢山の犠牲者が出た
だが…守れたものもある
俺がいたことで変えられた未来
それがいい方へ向かっているのかは
誰にもわからないだろう
そして
オビトとリンの死………
カカシとの決裂………
これも、俺がいたことで起きた事だ
この3人が………
俺に俺の存在価値を、意義を、理由を考えさせてくれる…
俺は一生この事と向き合って行かなければならない…