夢短編部屋

□穏やかなヤツほど…
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高尾と兄の名前は?と宮地と妹の名前は?で、Wデートに出掛けた日のことだった。ストリートバスケ大会と書かれた、コートを眺めながら兄の名前は?が景品に鼻息を荒くし始める


「おい!和成。宮地サンやりませんか?ストリートバスケ」


「あの景品て…タレうさちゃんシリーズの大阪限定のやつよね。兄の名前は?が欲しがってた…私はいいけど…清志は?」


「なんで、デートでバスケを…妹の名前は?が欲しがるならまだしもよ…」


「そう、たこ焼きくわえてんだよな。この面子なら絶対とれるって!頼むよみんな!欲しいんだよ!」


お前は女子か!と、出会った頃なら突っ込みもしたものの、この双子の趣味は兄と妹が入れ替わったように。

兄の名前は?はふわふわモコモコとしたものが大好きで目線はもう釘付けだった

妹の名前は?は妹の名前は?で、武骨なエアガンマニアでサバゲ大好きな性格で。この二人母ちゃんの腹の中で頭でも絶対ぶつけたか何かしたよなと、宮地がぼやくほどだった


「いいけどさ?兄の名前は?…デート中抱き締めて歩きまわ…やめろよその、純真な目高尾ちゃん断りにくい…」


あれほしいと、興奮した目が高尾を見つめてるのに項垂れると、見慣れた緑の髪が、前髪に紙止めをつけているのを見つけるとガシッと捕まえに行くと

「真ちゃん捕獲っと!ホークアイ舐めんなよ。な?真ちゃんオレからのお願い…ちょいさ」


「タレうさちゃんシリーズが欲しいのだろ?兄の名前は?に言われて…」


「当たりでっすあの、ふわふわもこもこに脳ミソ支配されてるオレの満願成就相手の恋人君がご所望でさ…妹の名前は?ちゃん宮地サン、オレ…真ちゃんで5オン5に参加できるし、ストリートなら20分ぐらいで終わるじゃん」


「兄の名前は?がもう、オレを逃がさないと言う顔で見つめてるし…妹の名前は?はオレを拝んでいるし…宮地サンは逃げたら殺すと言う目で…見ているのだよ…仕方あるまい…オレは我が身が大切なのだよ…」


それまでは、単なるうさちゃん争奪戦だったものの…

この世にはキレさせてはイケない人種がいるのを四人は認知していなかかった。


エントリーを済ませて、楽々と勝ち進みAコートの代表枠に入ると4組が顔を揃える

大学生チーム、バスケそこそこ経験者チーム、THE・秀徳現役チーム、そして波乱を起こすことになるたまに居る、勘違いラフプレイチーム


「ガキ相手にまさか、オレたちかよ…タッパは申し分ねぇけど…怪我しないうちに帰りなボウヤ」


ボウヤ等と言われても、どうみてもタメか高3ぐらいの顔ぶれに、宮地の顔に青筋が浮かぶものの、コートに入ればバスケ選手で硬派を売りにしてる秀徳魂が見に染みてるだけに暴言を口にするほど、全員子供ではないつもりだった


ラフプレイとは言っても、公式試合のように審判が見てプレイを行うものとは違い、ストリートバスケはその独自のプレイを見せてラフだろうが決めれば称賛されると言うアメリカのスラム発祥とも刑務所発祥とも言われるバスケスタイルだった、だからストリートバスケはその技術がいかに魅せれるものかを、競うのも醍醐味があった




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