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□無愛想な兄と能天気な妹7
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あの、お泊まり会的な大騒ぎから暫くして。インターハイの予選前の組み合わせが発表される

3年はこれで最後の高校生活でもある。あの日以来から宮地を無意識に目でおい始め目線が会うと慌てて目をそらして、逃げるように体育館をでていく妹の名前は?に宮地も目線を落とし


「そっか…宮地先輩来年には卒業なんだよね…最後の大会か…」


自分の右手を見つめ、その気持ちは一番理解できた。あの事件がなければ中学最後の大会に出れたかもしれないその、悔しさは無いとは言えなかった。最近兄の名前は?に笑顔が戻りだし、素直に緑間の父の診察もうけるようにまた、なり始めたそれは。横に居る高尾の存在だと気がついていた


「高尾君て不思議、真太郎も心を開いてるし…私は…宮地先輩が…」


「兄キがどうかしたのかよ?妹の名前は?」


「え?!ゆ、裕也先輩?!」


「…奪われちまうぞ?兄キ人気あるし…まぁ、最近は好きなやつなんかできたっぽいけど(妹の名前は?なんだけどな…)ま、自分の気持ちに素直になれよ」


「…素直…ですか?」


しっと、唇に指を立てる自分の兄キに気がつきながらも、妹の名前は?に目線を落とし裕也がため息をつく


「そ、兄キが好きなんだろ?先輩だけじゃなく、男として…ま。オレが言うことじゃねぇけどさ?自分に正直に欲しいて言わないと…手に入らないものもあるってこと」


「私は…宮地先輩が…す…」


「宮地ー、ミニゲームすんぞ!」


はっとして、振り替えると本人が見つめているのに裕也がまさかこのタイミングで!と、ばれたのに眉をひきつらせ妹の名前は?が走り抜けていくのを見つめ


「兄キ…趣味わりぃ黙って聞いてるのは」

「うるせぇよ裕也、待ってるオレを誉めろよ…妹の名前は?のペースによ…」


「…まぁ、欲しがる気持ちを思い出さないとな。あーあ。なんで兄キなんだかな!」


ぶちぶちと、妹の名前は?に淡い気持ちがあった裕也が毒つきながら自分がミニゲームに入ると声をかけて、行けよと顎を動かすと追いかけた兄を見送り


「…に、逃げちゃった…」

あからさまに逃げた自分に頭を抱えて、体育館裏に腰かけてぼやきながら


「私は…宮地が好き…」

ふと、日陰になったので見上げると本人が壁にてをつき見下ろしているのに赤面する


「聞こえねぇ…オレが何だって?」

「……好きです…宮地先輩が…男性として…」

「よく言えました…たく…妹の名前は?…オレもお前が好きだ…」


そういわれると抱き締められているのに気がついた、そっと抱き締め返すと力を込められまた抱き締められる


「…離してやらねぇからな」

「…はい」


思いが1つ通じあった瞬間でもあった。それを聞いた兄の名前は?が三日ほど高熱にうなされたのは別の笑えない話だった



 

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