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□無愛想な兄と能天気な妹4
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ランニングをする前に秀徳高校の敷地はそれなりにある。それを3周ともなるとそれは、キロを走ることになる
「ペナルティ外周行ってきまーす」
と、気楽に声をかけると、大坪が時計を確認して無理と判断したら分けて走るんだぞと忠告するときには走りにいった後だった
「走りきれるのか?3周だろ?誰か見に行くか?倒れられてもよ…」
木村が心配していると、それもそうだという空気に、兄の名前は?が木村や大坪に歩みより
「大丈夫すよ、あいつ夜オレと走りに出てるんで毎日五キロくらい軽く走るので。」
兄がそういうなら大丈夫だろうと、頷くと後輩を気にしないといけない三年が散らばり。宮地だけが頭をかきながら体育館を出ていくのを、兄の名前は?が見つめると、高尾と目が合いボールを送り出すと練習を再開し始める
そんな、心配をよそに走りに出ただろう外周の道を正門に持たれながら宮地が、スマホをみつつ1周何分だと確認しようとしていると待ても来ないのに眉を潜め始めると、背中に誰かを背負いながらジャージの上着を背負っている人間の腰に巻き付け下着が見えないように配慮しながら時より飛びはね背負い直しを繰り返し、見慣れたセーラー服だと言うのに気がついたのは、妹の名前は?が両膝から血を流した同級生をおぶりながら、宮地の姿にキョトンと
「あ、すいません…この子足もくじいて。両膝こんなだし、自転車で段差にハンドル取られて転倒したらしくて、秀徳に運ぶ方がいいかなって…保健の先生まだいますよね?連れていきますね」
軽く汗を滲ませながら、横をすり抜けていく妹の名前は?にポカンと見つめ、我に戻ると背中に背負われた女子を横抱きに抱え直すと
「オレが運んでやるからお前は保健に走れ、たく…心配しただろうが…」
すぐに宮地が運び込んでくれたお陰で、その生徒も治療されにこにこと、後は保健婦に任せて部屋を出ると宮地に目線をあげて
「ペナルティノルマ走ってきまーす」
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