メイン連載部屋

□無愛想な兄と能天気な妹3
1ページ/3ページ

「高尾…薬サンキュ、助かった」


そう言うと、緑間の家族と妹の名前は?以外に何年も、見せていなかった笑顔を高尾に向けると、人懐っこい笑顔に何故か、不意打ちに笑いかけられ高尾が赤面する


「ちが…くて!(そう!妹の名前は?ちゃんに、似てっから!そうだってオレ!相手は男ですからー!落ち着け和成!オレは!ノーマルですから!)妹の名前は?ちゃんに似てっから!」



「あ"?!なんった?妹の名前は?がなんだって?触角……」


さっきの笑顔から、羅刹…いや、般若…宮地を越える様な殺気が、兄の名前は?から沸き上がり高尾を睨み付ける、ユラッと立ち上がりまるで地鳴りのような殺気が高尾にぶつけられる


「妹の名前は?に近寄るな…殺すぞむしるぞ…触角…」



「触角?!前髪だけど?!ちがっ…聞いてくれ、兄の名前は?…は、話せば分かるっしょ?!オレは笑顔が妹の名前は?ちゃんに似てるなぁって!顔!顔やべぇから!目で人を殺せる目してるから今!」



大坪が新1年を見て盛大なため息をつき、木村は傍観してそれを見ていた宮地は妹の名前は?に目線を向けて、高尾と兄の名前は?をにこにこと笑いながら見つめる姿に。母親かよと呟いたのは、裕也の耳にしか聞こえなかった


「ぎゃああああああ!!!」


高尾の悲痛な雄叫びが上がると同時に、ゴン!と言う鈍い音がして頭を抱えてうずくまる高尾の前に拳を握りしめた鬼が仁王立ちしていた。その日以来、兄の名前は?は重度のシスコンでむやみやたらに、妹の名前は?に近寄ったら殺されるが定着したのは当たり前の話だった




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ