闇夜に舞う服部の相棒W

□第6話
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『どうした、コナン』

「沖矢さんがカンカンに怒ってるよ」

『な、何!?コナン、まさか世良真純のことか?』

「!?」

「ち、違うよ!亜夜さん、隈ひどいし、顔色悪いからちゃんと寝不足にならないようにって言っちゃった(あっぶねー…沖矢さん=赤井さんってバレるところだった;)」

『…面倒だな、帰るの』

rrrr

「噂をすれば…だね」

『う、うるせぇ』

スタコラと車に駆け込む

インカムから沖…いや、赤井さんの声だ

ピッ

『はい……』

「ボウヤから話は聞いたぞ」

『……(あのくそガキィ)』

ゾワッ

「!?(なんか寒気が……)」

「早く戻ってこい」

『そ、それだけですか…げほっ』

「風邪を引いたか?」

『分かりません…地味に頭痛がします』

「…はぁ…」

『今から戻りますんで』

「早く戻ってこい…亜夜」

『…』

ツーツー
















『只今戻りま…沖…赤井さん!?』

「フッ…さっさと玄関に入れ」

『はいはい…』

にしても、何故ハンターが狙っている二人が日本に来ているとは

思いの外、長引きそうになりそうだ

後…あのなんだっけ

「ストップ」

『へ?』

「集中しすぎだ、阿保」


思った以上に体は重たく、何故この体力で車を運転してきたことが、不思議である

「知恵熱と疲労による熱だろう」

『知恵……熱』

「(疲労については触れないのか)」

『熱……こんなに辛かったか……』

「???」

『体温計……探そ…』

フラフラ

「動くな!!」

『えっ…』

「困ったお転婆娘だ」

『悪かったですね…お転婆で』

「体温計は持ってくる。さっさと横になるんだ」

『分かってる…』

「フッ…本当か?」

『あ、当たり前です!』

「はぁ…」

『え、もう見つけたんですか?』

「…」

何、その無言

口にぶっこまれた体温計

『うぐっ……』

「何か作ってくる」

『((コクコク』

バタン

ピピッピピッ

『(終わったか)』

体温計を見ると……

『Σんな』

『39℃……』

ガチャ

「終わったか?」

『……』

「どうした?」

『……』
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