闇夜に舞う服部の相棒

□第2話
1ページ/2ページ


名無しはある人物に電話を掛けていた

『俺、俺』

「俺俺詐欺ちゃう?」

『あのなぁ…ま、いっか』

「なんや?」

『服部の家の前にいるんだが…あんたの屋敷が…』

「ちょ、待っとれ!」

バタバタ

廊下を走る音が聞こえる

ガチャ


「どうしたんや?急に」

『あ、すまん…分かっているだろ?俺が来るってことは…』

「なんか工藤みたいやな」

『ま、部屋に入らせてくれ』

『あ、あぁ』

バタン

「で?話って?」

『警視庁の記者会見を見たか?盗賊団の《源氏蛍》のメンバーが殺害されたって…』

「あぁ…」

『お前、ボーっとしてるが風邪引いたか?』

「いや…」

服部が見ていたのは、小さな水晶玉だった

『小さな水晶だな』

「思い出すんや」

『何が?』

「…あの((バタン」

『うわっ!!』

小さな水晶玉が転がっていく

水晶玉を取ろうとしたら

入ってきたのは服部の幼なじみの遠山和葉だ

「平次、いてる…って失礼やった!!」

『「は?」』

バタン

『「…」』

和葉が見た光景は、名無しを押し倒した服部が名無しが持っている水晶玉を取ろうとしたら、肩を押され、大きく衝撃を受けた肩がジンジンと痛む

『ッ…服部大丈夫か?』

「へ、平気や!」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ