闇夜に舞う服部の相棒

□第19話
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「名無し!?」

ガラガラと名無しの体が落ちていく

「あの、アホッ」

ギリギリで名無しの体を掴んだ

「ふー…危なかったで」

ヌルリという感触がする

「え…ま、まさか」

肩から血が止めなく出ていた

「名無し!!お前っ…この体で…」

服部は名無しが過呼吸になったことを思い出した

「ホンマ、お前はアホや」

『うっせぇ…よ…いっつつ…』

「平次兄ちゃん!名無し姉さんは?」

「くど…やのうて、コナン!」

「な、何〜?」

「嫌そうな顔するなや…」

「何が嫌ですか?」

「げぇっ」

コナンの後ろには綾小路警部がいた

「名無し、オレの首に捕まっとれ」

『あ、あぁ…ッ…うっ…』

服部の肩に名無しの頭を載せ、飛んだ

ドンッ

『ッツ!!』

衝撃が名無しに来たようだ

肩から指先にかけて血がポタポタと流れる

『ッ…服部…俺は大丈夫だ……って、何してんだよ!』

あろうことか傷口にキスをしていた

「じゃかしいわ」

『なんか…お前、ムカつ…』

ガクッ

「名無し、しっかり意識を保つんや!」

「名無し!?名無し!」

「名無しを床に寝させてください」

「お、お」

名無しを床に寝させた

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