清田夢

□意識
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「・・・んー。先にどっちのミッションやったらいいと思う?」


「・・・んー。城じゃねぇか?」

「じゃ、行ってくるね。慶次無双で瞬殺してくる。」

「OK!じゃ、俺はここら辺蹴散らしとく。」


ふたりで戦国無双をやる仲の私たち。

明日は部活が午後からだっていうから、近所の信長の家でゲームをしている。

私は陵南高校に通っている。
私は、運動神経は悪くは無いけど、部活には入っていない。

ノブは運動神経もバスケセンスもずば抜けていたから、海南大付属高校に推薦で入った。馬鹿だけど。

ノブは中学のときに隣町から引っ越してきた。大きな家を建てたから。
学区は同じだから見たことはあったけど、
近所になってからは、ものすごく仲良くなれた。



「・・・やば!もうこんな時間!」


時計を見ると1時を過ぎていた。


「ノブ、ほんとに大丈夫?」

ゲームから目を離さずにノブに聞いた。


「・・・うん。これ終わったら寝よう。」


「うん。・・・・・・。」


親も公認の仲良しの私たち。

泊まりの承諾も得ている。
どうせ2人でゲームしてる。なんて思われてるみたい。
まぁ、あたりなんだけど。



「・・・いえーい!終わり!さ、寝よう!」

私はコントローラをそこら辺に適当に置いて、
そこら辺のクッションを取り、
枕にしてゴロンと寝転がる。

ノブも「よっしゃ!寝るか!」と言って、自分のタオルケットを私の方に「ほいっ!」と投げて、ベッドに横になった。




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