清田夢

□意識
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「・・・名無しさん。
じゃーんけーん!」

「ぱー!」「ぐー!」


これは、いつも自然とやる、電気を消すのはどっちか。というじゃんけん。

私は仕方なくドアの方の電気のスイッチを消した。


テレビの前よりも・・・と思い、ノブのベッドの下あたりに陣取って、お互い「おやすみ」と言い合った。。



ーーんー。ーー



今日は背中が痛い。

いつもなら気にしないで寝てしまうのに。


「ねぇ、ノブ?起きてる?」
少し起き上がって、小さい声でノブに言ってみた。

「・・・起きてるよ。どうした?」

「今日、背中痛いから、ベッド入ってもいい?」

「・・・うん。いいよ。
背中どうした?」

「ただのババァ化。」

そう。とだけ言って、ノブは壁際に移動してくれたから、
空いたところに寝転がった。


私は何とも思っていない。
ただ、背中が痛いから良い所で寝たかっただけ。



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