★オルギスの盾と片恋の王
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□Prologue：祈りの光
たった一人の少女の祈りに、世界は守られている。世界を分断する谷が眼下に広がる場所にあるオルギス王国では、毎晩白い天使のような人影が目撃されていた。
□Story-01：裏切りの初夜
大地の裂け目が誕生する前より。幻獣魔族と我々人間は幾度となく争ってきた。数千年にも及ぶ悲願を成すため、ここに最強の矛と盾の婚儀を行うものとする。
□Story-02：レルムメモリア
幼いころのラゼットと優しい祖母フィオラが過ごした、温かくも懐かしい日々。しかしそれはある日突然、崩れることとなる。その名は「レルムメモリア」オルギス王国の民にとって、悲しく刻まれた歴史の一片。
□Story-03：信頼できる者
従者として幼いころから傍に仕えていたフランとアキーム。彼らは身分違いの恋に悩み、突然現れてラゼットを奪い去っていくリゲイドへの不満を募らせていく。対してリゲイドも快く迎え入れられているわけではない現実に、苛立ちを募らせていた。
□Story-04：伝承の犠牲者たち
就寝の時刻になっても帰ってこないリゲイドにフランとアキームの怒りの沸点は最高潮に達していた。そんな中、リゲイドと二人の目を盗んだ逃走劇を繰り広げることとなる。
□Story-05：触れるほど遠い距離
従者であるフランとアキームに一つの質問をすることにした。魔性の女と呼べる天然な振る舞いは、恋に悩める男たちを振り回し、やがて一つの誤解を生むことになる。
□Story-06：ニルティギスの惨劇
リゲイドの過去。ギルフレア帝国の辺境の村、ニルティギスで起こった血の惨劇は、忘れられない悪夢のような出来事だった。
□Story-07：さらわれた姫君
ついに過去の記憶の中に存在していた少女の存在があきらかに。しかし祈りの力を信じられなくなった祈りの姫は、幻獣魔族の手におち、レルムメモリアの地に連れ去られてしまった。
□Story-08：最強の鉾
ついに決戦のとき。
戦禍に巻き込まれていくオルギスの国、人々の悲鳴に立ち上る黒煙。そんな中、亜麻色の髪をした青年が、一人、先陣をきって進んでくる。
□Endlogue：新たなる伝説
テゲルホルムとの戦いから一週間。今までの行いをすべて取り戻そうと全力で愛してくれるリゲイドの腕の中で、愛されることの幸せを感じていた。
最強の矛盾伝説！堂々の完結
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