色松1

□恐怖のスマホ
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「グヘェェッ!?」

いきなり大声で叫ぶカラ松に腹を強く抱きしめられ、一松はあられもない声を上げる。
カラ松はおいおい泣きながら、イヤイヤをする。

「っ、ちょっとおそ松兄さん、スマホ見せて。」

カラ松にイライラしながら、一松はおそ松に手を出す。一松の顔に一同の動きが止まった。
一松にこんなの見せたら、カラ松は勿論、自分達の身も危ない。おそ松は、思わず後ろにスマホを隠した。

「おそ松兄さん、聞いてる?クソ松のスマホ。」

「…えっとぉ、それはぁ…」

一同冷や汗をかき、トッティのスマホと交換しろと、お互い合図し合う。

「…兄さん、早く。」

「いちまぁぁづ、嫌だぁぁぁぁぁ!!他の奴と、あんな事やこんな事するなんて、絶対嫌だァァァァァ!!」

「!?」

「「「「!?」」」」

一同が必死でカラ松のスマホを守っていたのも水の泡。
カラ松の口から出た言葉に、一松は直ぐに理解し、カラ松を叩きのめすと今度はおそ松達の方へ、ユラユラと近づく。

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ、ごめんなさい!一松様ぁぁぁ!!」

「ま、まさかあんな待ち受けなんて……」

「知らなかったんだよぉぉぉ!」

「一松兄さん……ぎゃああああああ!」




















「はぁ〜い、そこの二人、もっと近くに寄って〜。おそ松兄さんは動かないでぇ。オィ!クソ松!てめぇは何してんだ!!しっかり押さえてろ!あ、チョロ松兄さん、足はこうね!」

一松の要望通りの体制を取り、固まる五人。

「んじゃ、撮るから絶対動くんじゃねぇぞ!この豚共!!」

「は、はい!!一松様!!」

こうして五人は、とてつもなく恥ずかしい格好で記念撮影を撮らされた。




どんな格好かは、あなたのご想像にお任せで…


Fin
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