色松1

□雷怖い
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雷も落ち着き、外は晴天の青空が広がる。
部屋で未だに延びているカラ松に被さり、おいおいと泣く一松に、おそ松とチョロ松は呆気にとられる。

「……大丈夫だよ、一松。呼吸してるから、気絶してるだけだって。」

そこに十四松とトッティが帰ってきた。

「どうしたの?一松兄さん?」

普段見ない姿に、トッティが心配して尋ねてくる。それをおそ松が説明すれば、馬鹿馬鹿しいと呆れてスマホを弄り始めた。

「……んっ、……」

気が付き目を覚ましたカラ松に、一松が抱きつくなり、また泣き出した。

「カラ松カラ松カラ松ぅぅぅぅ!ごめんなさい、苦しかっただろ!」

「…い、ち松、もう大丈夫だから!っぐ、ぐるじいがら……いぢ………」

再び、気絶するカラ松。一松がまた興奮してキツく首に抱きついたせい。

「カラ松ぅぅぅぅ!?」

「………もしかして、わざとやってる……?一松……」

「………分かんない………つか、怖っ!!」

「わざとなら、最悪だよ?あれ………」

気絶したカラ松をまた、ガクガクと揺らし起こそうとする。一松の後ろで、三人は謎の行動を取る一松について話し始めた。











「………一松、もう、大丈夫だから、離してくれる?」

「やだァァァ!カラ松直ぐに気絶するから、見てないと心配なんだよ!」

カラ松に抱き着き離れない一松。イヤイヤをするだけ。
身動きの取れないカラ松は、三人の方を向くとドヤ顔になる。

「………………」

「……何あのドヤ顔……」

「……単なるバカップルのノロケ見せられてるの?」

「………つか、アレ、一松『素』だったんだね………」


改めて一松の素の部分を見せられ、一同青ざめた。


















……アレ?………オチて無くない?
………カラ松、ツッコミに回しても、オチ無い━━!?すみません!
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