堕落した色松

□darkカラ松さん
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俺は今まさに、人生の山場にきている―――









ソファーに座る俺の前には、愛しいsweet my いちまぁぁつが、事もあろうに俺のそそり立つ息子をそのテラテラ光る紅い舌で舐めているのだ。
発情した顔、たまに俺を挑発する様な上目遣いのその目付き、もう全てが可愛くて仕方がない。












事の発端は、小一時間前―――――
一松との久しぶりのデートに、俺は心踊らせ、色々プランを用意し、いざ出発。オープンしたばかりの猫Cafeに入り、二人で暫く猫と戯れながらTea Timeを楽しむ。

「お前ブサイクだな!顔にまで肉付いてるぞ!」

デブ猫を抱き上げ、顔をぐしゃぐしゃにして遊んでいる一松は、とても闇を秘めてるようには見えない。

そして事件は起きてしまった―――

店員が他の客の注文を運んでるさ中、足元を見て無かったのか、猫の前足を踏みバランスを崩したかと思えば、飲み物が俺のズボンにかかってしまったのだ。

「す、すみませんお客様!大丈夫ですか?」

慌てて、タオルを持ってくるとすぐさま俺のズボンを拭き始める。

「…だ、大丈夫ですから…」

顔を赤らめ、汗をかきながら店員の手を止めようする。ふと前を見れば店員の胸元の開いた服から谷間が見え、それに反応してしまったのだ。
それを一松が見逃す筈も無く、いきなり立ち上がったかと思うと、店から出て行ってしまった。

「本当大丈夫ですから…」

店員に一言告げ、会計を済ませると一松の後を追う。

「my sweet いちまぁぁつ!待ってくれ!どうしたんだぃ、いきなり…!」

「はっ、俺とのデートはもう良いから、さっきの店員と仲良くしてなよ。こんなクズで生きてる価値の無い俺なんかに付き合わなくていいから…」

「何を言っている、いちまぁぁつ。俺はお前とデートして楽しみたいんだ。」

「……るなって、約束したよね…?」

「えっ?」

「他は見るなって約束したの忘れちゃったわけ?そうだよね、俺みたいな奴なんかの約束なんてどうでもいいんだろ…?」

さっきの店員とのやり取りに一松がヤキモチを妬いてる事を知り、俺は一松を抱きしめた。

「俺は一松だけのカラ松だと言ったろ?なぁ、今から抱いても良いか?」

一松の可愛い態度に、我慢出来なくなってしまった俺は、微かに頷く一松を確認するなり、近くのHOTELへ向かった。

部屋に入るなり一松は後ろから顔を埋め俺に抱きついた。

「……カラ松は、僕だけのなんだよね…?」

「そうだよ、Brother。」

一松の力が抜けると同時に向き直り、一松にキスを落としていく。
すると顔を真っ赤にし何かを決めたように俺を見つめてきた。



そして今に至るわけだ――――
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