色松1

□恐怖のスマホ
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「oh〜いちまぁぁつ、ただいま〜。淋しかったかい?この俺が帰って来たから、もう大丈夫だ。」

帰るなり、皆の前で抱きつくカラ松を、一松は全身で押し返す。

「だぁぁぁ!!暑苦しいし、やめろ!クソ松!!」

「カラ松兄さん、やめなよ。一松兄さん本気でイヤがってる。」

スマホを弄りながら、トッティは呆れて言う。
それでもカラ松はお構い無し。仕事での疲れを癒す。そう、カラ松は一松と二人暮らしをする為に仕事を始めたのだ。
それは兄弟皆知っている。

「一松、一松、いちまぁぁつ!!」

「だ、からっ、離れろ!!」

カラ松の頭を必死で押し返すが、全く動かない。
そんなこんなしていると、カラ松の服からスマホが落ちた。

「おっ、スマホじゃん!カラ松も買ったんだ〜。まぁ、仕事で使うから、当たり前……何コレ…?」

おそ松がスマホの電源を入れ、手慣れた手付きでいじると、大事な所は写ってないが、裸の一松の待ち受け画面が現れる。

「可愛い顔だろ!日中は離れ離れで淋しいからな、とびきりのを待受にしてあるんだ!brother〜。」

白くなるおそ松に、ドヤ顔で説明するカラ松。
明らかに今ヤってる最中の一松の姿である。その事を知ってか知らずか、一松のキョトンとした顔。

「お前馬鹿なのぉぉぉぉぉぉ!?こんなの待ち受けにして、他の奴に見られたらどおすんのぉぉぉぉぉ!?」

おそ松の反応に、皆が興味を示し、カラ松のスマホを見た瞬間、一斉に石化。
その様子に一松も、カラ松のスマホが気になる様で…

「何がだい?最高のベストショットだろ?」

「カラ松兄さん!!直ぐに待ち受け変えて!!これはダメでしょ!!こんなの他の人に見られたら、僕等にも影響出ちゃうから!!」

青ざめるチョロ松は、考えただけで恐ろしい状況に身震いし、他の兄弟もチョロ松に賛同。

「カラ松、良く考えるんだぞ?もし、もしもお前がスマホを落としました。」

「ふんふん。」

おそ松の話を素直に聞くカラ松。

「それを会社の同僚が拾い、誰のかと確認します。画面を開きま「駄目だいちまぁぁぁぁつ!!!そんな姿を他に見せたらぁぁぁぁぁ!!」

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