松野家創作[BL]

□リーマンチョロ×おそ
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リーマン チョロ×おそ


「お先に失礼しまーす」
「お疲れ様っした!」

仕事にキリがついた俺たちは家の方向も同じだし、一緒に帰ることにした。

「今日も疲れたなー!」

「んー。」

チョロ松の横顔をチラリと見ながら言うと気のない返事が返ってきたので少しムッとして俺はチョロ松に乱暴に肩を組ませて

「今日チョロちゃんの家行く〜」

「いててて・・・えー、また?」

「えー、やなの?」

ニヤりとしながら聞いてやると
「まぁ、いいけど…」
と少し恥ずかしそうにチョロ松は顔を俯せた。

──かわいいなぁ。

「じゃあさ、ビール買いに行こうよ、飲みたい。」

「え、珍しいな。チョロ松から飲みたいだなんて。」

「え、あー、たまには、ね」

…?チョロ松の言動に少し違和感を覚えつつも俺は特に気にとめず2人で近くのコンビニに入って酒とつまみを買ってチョロ松の家に向かった。


「たっだいまぁー!!!」

「『お邪魔します』だろ普通。……っておそ松、靴くらい揃えろ!ったくもう。」

チョロ松の家に来て早々怒られちまったけど、いつものことだから気にしない気にしない。

「相変わらず綺麗な家だなー、片付け過ぎじゃない?」

「お前の部屋が汚なすぎなんだよ。」

―ボフッ
玄関から廊下を進んですぐの所にあるリビングのソファに突っ伏す。
あー、やっぱりここ落ち着くなぁ。チョロ松の匂いする。

俺が突っ伏した後すぐにチョロ松が俺の近くまで来たから腕を引っ張って抱き着いてやるとびっくりして顔を真っ赤にしちゃってる。

かーわいいの。


「な、なんだよ…」

「べつになにもー。」

そっから少しの間抱き合って互いの体温を感じていた。





「おそ松ー。」

「んー?」

「そろそろい、?ビール飲も」

「うーん…」

もう少しチョロ松の体温を感じていたくて駄々をこねていると、無理矢理座らされてしまった。

「皿につまみ出すから。そこでまってて」

「うん」

チョロ松がキッチンの方に歩いていくのをそれとなく見ながら待ってると、つまみを出し終わったみたいで、コップと一緒にソファの前にあるテーブルに置いてくれた。

「ありがと」

「おう」

俺はソファからストンと床に座り直すとつまみに手をつけた。

向かいに座っていたチョロ松がコップに酒を入れてくれて、「はい」っと俺に渡してくれる。

「カンパーイ!」
「かんぱい。」

チョロ松と俺のコップをカンッと鳴らして一気に飲む。

チョロ松は一口飲むとテーブルにまだ酒が入ってるコップをおいて俺のことを観察でもするかのようにジッと見つめてきた。

「なーに?チョロ松。飲まないの?」

「えっ?あ、飲むよ」

……?今日ちょっとおかしくね?調子悪いのか?え、でもチョロ松のほうから酒飲もうって、、んー、良くわかんねーな。様子見とこー



──そっから缶ビールを4本くらい開けて飲んでいた俺はアルコールのせいか、ふわふわっと心地いい気分になってゴロン、と 床に横になると軽く目を瞑った。

「飲み過ぎだろー、おそ松」

「…んー…?えへへ」

ニコッと笑ってチョロ松の方を見ると目が合ってあわててチョロ松が目をそらしてきた。

えーー。

「チョロ松ぅ、今日ちょっとおかしくね?気分悪ぃの?」

「え?べつに、いつも通りだけど」

「ほんとー?」

俺は身体を起こしてハイハイしながらチョロ松のとこに行って頬に触れた。

「ッ?!」

その時、指先からビビッと電流のようなものが流れてクラッと目眩がして左手で支えていた身体が崩れた。
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