クリスタル横丁

□銭湯にて
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デュースたちが銭湯を出てから十分後の男湯


ジタン「俺、思うんだ・・・あともうちょい早く来てたらなんかいい事あったかもしれないって」
クラウド「否定出来ないのはなんでだろうな」
ティーダ「喋ってないで入るッスよ!じゃねーと風邪引くぞ」
エース「これが銭湯の中か・・・」
スコール「銭湯は初めてなんだったな?」
エース「ああ。でも家の風呂と少し似てるな」
ティーダ「え?エースの家って複数で風呂入れんのか?」
エース「ああ、人数が多いから複数で入れるようになってるんだ」
ティーダ「マジか〜。俺たちの家の風呂もそんくらい広くすれば良かったな」
ジタン「だな〜。普通の狭い風呂作っちまったよ」
クラウド「改築するなら床と天井の模様なんとかしろ。メルヘンと地獄模様ってどういうセンスだよ」
ジタン「わざと」
クラウド「わざとでふざけた配色にするな!!」
スコール「おい、あれを見ろ」
エース「ん?イフリートチェレンジ?」
ティーダ「あ、俺知ってるッス。
     幻獣界からバイトでやってきたイフリートがどこまでのお湯の熱さに耐えられるか挑んで来るらしいッスよ」
クラウド「幻獣界からバイトって何だよ」
ジタン「クラウド知らねーの?最近幻獣向けにバイトの広告とか出てるんだぜ」
クラウド「知らねーよそんな広告!!ていうか知りたくもなかったわ!!」
ティーダ「それよかあれにチャレンジしようぜ!勝ったらフルーツ牛乳奢りな!」
ジタン「乗った!」
スコール「仕方ない」
エース「僕も参加するぞ」

ティーダ&ジタン「じーっ」

クラウド「言われなくても俺も参加するよ」





そんな訳で・・・





ジタン「お、最初は割とぬるめだな」
ティーダ「でもこっからッスよ」


ぶく・・・ぶく・・・


エース「ん、少し熱くなってきたな」
ジタン「エースはもう上がるか?」
エース「バカにするな。全然余裕だ」


ぶくぶく・・・ぶくぶくぶく・・・


クラウド「温度が上がってきたな」
ティーダ「ここからがある意味本当の始まりッスね」


ぶくぶくぶく・・・


ティーダ「めっちゃ沸騰してきたッスね」
スコール「流石に熱くなってきたな」


ぶくぶくぶくぼこっぶくぶく


クラウド「鍋でお湯を茹でた時のような感じになってきたな」


ぼこぼこぼこぼこっ


クラウド「音がぶくぶくからぼこぼこになってきたな・・・」


ぼこぼこぼこぼこぼこっ!ぼこっ!!


ジタン「まだまだぁ・・・!」
ティーダ「なんの〜!」
クラウド「お、おい、あんまり無理すんなよ」
スコール「・・・それはこっちのセリフだ」
エース「なんならクラウドが先に上がってもいいんだぞ・・・」
クラウド「誰が先に・・・」


ぼこぼこっぼこっぼこぼこっ


ジタン「なんだろ・・・一周回って涼しくなってきたぜ・・・」
クラウド「アウトー!」
ティーダ「ツッコミ入れるなんてクラウド余裕あるッスね〜」(←桶の方を向いてる)
エース「ティーダ、それは石鹸だぞ」(←壁の方を向いてる)
スコール「お前らどこを見てるんだ。クラウドはこっちだぞ」(←天井の方を向いてる)
クラウド「全員アウトー!!」





そして・・・





番頭のばーさんの旦那「あんちゃんたちね、意地張るのもいいけど倒れるまでやっちゃぁダメだね」

クラウド「すんません・・・」


ブィ〜〜〜ン(扇風機回してもらってる)


ジタン「クラウド〜アイス買ってくれ〜」
ティーダ「俺ジュース〜」
スコール「アイスコーヒー」
エース「シェイクで頼む」
クラウド「俺に全力でたかるな」












END




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