クリスタル横丁

□船上のバイオワルツ後編(全力ギャグ)
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エルオーネ「・・・なんか、危なそうな液体が充満してる部屋ね」
シンク「うん」


ポイッ(セフィロスオーナーが部屋にペンを投げ捨てる)

ジュッ(ペンが一瞬にして溶ける)


セフィロスオーナー「こういう事だ」


バタン(シンクが即座に扉を締める)


シンク「危なかった〜」
エルオーネ「危うく消化される所だったね」
シンク「だね〜。慎重に部屋を選んで開けなきゃね〜」
トレイ「慎重に部屋を選ぶんじゃなくて慎重に扉を開けて下さい!」


ガチャ(次の扉を開ける)


シンク「ん〜、ここは何もなさそうだね〜」
エルオーネ「そうね。危なそうな液体もないし」


シュルシュル(突然触手が伸びてきて二人の足に巻き付く)


エルオーネ「きゃっ!?」
シンク「うにゃっ!?」


ヌルヌル・・・(そのまま這いずるように上へ巻き付いてくる)


エルオーネ「や、やだっ!」
シンク「ヌルヌルしてて気持ち悪いよ〜!」


ザクッ(正宗で触手を切り落とす)

ドスッ(矢で触手を射抜き落とす)


セフィロスオーナー「さっさとこの船から出るぞ」


グイッ(エルオーネの手首を引っ張る)


エルオーネ「は、はい!・・・ありがとうございます」


トレイ(エルオーネに被害が及びそうになったから帰る事にしたんでしょうか・・・)


トレイ「大丈夫ですか、シンク。立てますか?」
シンク「うん、ありがと〜」
セフィロスオーナー「出口はこっちだ」
トレイ「随分迷いのない足取りですけどまさか最初から出口知ってました?」
セフィロスオーナー「さっさと出るぞ」
トレイ「知ってましたよね!?明らかに知ってましたよね!!?」












そして外――救命ボートの上――


エルオーネ「あの船どうするんですか?」
セフィロスオーナー「沈める」


トレイ(エルオーネに被害が及んだのがよっぽど不愉快だったのでしょうか)


シンク「見て見てトレイ〜。キレーなメテオが墜ちて来るよ〜」
トレイ「あまり美しくない流れ星ですね」


ドォオオオオオオオオオンン!!!!!(船にメテオが衝突する)


シンク「グッバイ悪魔」
トレイ「船長の中二病に巻き込まれたばっかりに・・・」


船長「この償いは私がー!!」


シンク「あ、まだいた」
トレイ「本当に償いする気はあるのか甚だ疑問ですね・・・」











そしてそして港


エルオーネ「二人共ごめんね、こんな事になっちゃって」
シンク「いいよいいよ〜。エルオーネが悪い訳じゃないし〜」
トレイ「全部100%船長が悪いですからね」
セフィロスオーナー「今日はホテルに泊まるぞ」
エルオーネ「あ、はーい。二人はどうする?」
トレイ「私達もホテルに泊まりましょう。この時間だと電車も終電は過ぎたと思いますし」
シンク「だね〜。クイーンたちには私から連絡しておくね〜」
トレイ「ええ、お願いします」











シンク「な〜んて事があってね〜」
ケイト「へ〜。アンタも大変だったねー」
サイス「それで?その船長はそのまま放置か?」
シンク「うーうん。セフィロスオーナーが目の前で本とか燃やさせてたよ〜」
セブン「流石徹底してるな」
クイーン「でも、本を燃やさせた所でまだ興味があるのでは意味がないんじゃなくて?」
シンク「ん〜、なんか船長、セフィロスオーナーのファンだったみたいで、生で会えて嬉しいからって言って
    今度はセフィロスオーナーのようなカッコいい剣士になるんだって言って剣術学び始めたみたいだよ〜」
サイス「魔術師になるつったり剣士になるつったりブレッブレだな」
デュース「まぁ、おかしな騒動がまた起こるよりはいいじゃないですか」
シンク「そーそー。でね、エルオーネがリベンジでまた機会があったら一緒にご飯食べようって誘ってくれたんだ〜」
セブン「良かったな」


クイーン「トレイ、今回のレポートと次回のお食事会の予定を情報部に報告するように」
トレイ「断固拒否します!」







END




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