クリスタル横丁

□お泊まり会
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夜――ティファの家――


ティファ「ホットミルク出来たわよ」
リノア「わーい!」
ガーネット「ありがとう、ティファ」
ユウナ「それじゃぁ始めよっか」
デュース「はい!」
リノア「毎月恒例!女の子だけのお泊まり会の始まり始まり〜!」

パチパチパチ!

デュース「私、お泊まり会って初めてです!具体的には何をするんですか?」
ユウナ「お菓子とかを食べながらいろんなお喋りをするんだよ」
ガーネット「それでたまにゲームで対戦や協力プレイもするのよ」
デュース「とても楽しそうですね」
リノア「でも今日はデュースが主役だから質問攻めするよ!」
デュース「えぇ!?」
ティファ「何から質問しよっか?」
デュース「お、お手柔らかにお願いします・・・」
リノア「じゃあじゃあ、エースと初めてキスしたのっていつ?」
デュース「ええっ!?き、キスですか!?」
ユウナ「リノア、最初からハードルが高いよ」
ガーネット「そうよ。ここは告白した時の状況を聞くべきよ」
ティファ「それも中々ハードル高いと思うわよ」











一方その頃、天空の宮殿では・・・


クラウド「マジで天空の宮殿か・・・」
ジタン「つってもセフィロスオーナーのメテオ爆撃を避ける為に小さな一軒家に改造したけどな」
クラウド「だったらそういう名前に変えろ。一軒家のくせに宮殿とか宮殿に失礼だろ」
ティーダ「んじゃ仕切り直して」


一方その頃、天空の一軒家では・・・


クラウド「『天空の』は残ったまんまなのかよ!」
ジタン「大切だからな!」
クラウド「大切じゃねーよ!」
エース「僕、お泊まり会っていうのは初めてなんだ。何をすればいいんだ?」
スコール「普通に喋ったり遊んだりしてていい。なんなら寝落ちしてもいいぞ」
ジタン「他には好きな女子が誰だー、とか最近出来た美味しいスイーツの店はー、とか」
ティーダ「誰それが付き合ってるとか別れてるとか、最近オススメのコスメとかでもいいッスよ」
クラウド「女子か!!つか、ティーダの後半のはモロ女子じゃねーか!!」
スコール「後は菓子とジュースを飲んで楽しむ、だな」
ジタン「そーそー、煎餅と熱〜いお茶とかな」
ティーダ「鈴カステラとたまごポーロでもOKッスよ」
クラウド「どこの年寄りだよ!そんでティーダの後半のやつは赤ちゃん向けだろ!」
エース「よし、折衷案で熱いお茶とポッキーでいこう」
クラウド「何の折衷案!!?」
ジタン「それから男が夜に集まったら見るもんがあるよな?」
ティーダ「なー」
クラウド「おい待て」
ジタン「背筋がぞくぞくして」
ティーダ「目が離せない!」
クラウド「やめろっ」
ジタン「男なら誰しもが見るもの」
ティーダ「男なら誰しもが通る道」
クラウド「いい加減にしろ!」

二人「ホラーDVD〜!」

クラウド「エースに不純なものを見せるな!!」

・・・・・・

・・・・・・

ジタン「はぁ?」
ティーダ「何言ってンスか?」
クラウド「は?え?」
ジタン「何だよクラウド、俺たちがエロDVDでも見せると思ってたのか?」
ティーダ「ありえね〜。心外だわ〜」
ジタン「こっちこいエース。クラウドなんかほっといて俺たちだけで見ようぜ」
ティーダ「クラウドなんかもう知らねーや」
クラウド「腹が立つのは何でだ・・・」

スコール(エロチョコボ)

クラウド「スコールこの野郎!!!」



そして・・・



ジタン「くくくくくクラウド!せせ、背中にお化けはいないか!?」
クラウド「いねーよ」
ティーダ「スコールスコール!ドアの隙間という隙間は全部閉まってるよな!?」
スコール「閉まっている。これで何回目だ」
ジタン「だって!」
ティーダ「今日見たホラーDVD怖かったんだよ!」

ガタガタガタガタッ

クラウド「お前らこれ何回目だよ・・・アパートで暮らしてた時もそうだったろ。
     しかも必ずと言っていい程俺の布団に入ってくるのはなんなんだ」
ジタン「く、クラウドが怖がってるって思ってよ!」
クラウド「怖がってるの明らかにお前とティーダだろ」
ティーダ「お、俺は怖がってねーッスよ!むしろ怖がってるのはエースだろ!な?」
エース「え?僕はむしろ面白かったぞ?中々興味深かった」
ティーダ「はぁ!?」
エース「あのロッカーから出てきた幽霊なんか」
ティーダ「わーわーわーわー!!!」
ジタン「聞こえない聞こえなーい!!」
クラウド「うるせーよお前ら!!静かに寝ろ!!」
ティーダ「じゃあ騒がないからエース、他の話ししてくれ!」
ジタン「怖くないやつで頼むぜ!」
エース「ん・・・じゃあ、各地域ごとの魔法の特徴と違いについての話しなんてどうだ?」
ジタン「ぐー・・・」
ティーダ「zzz・・・むにゃ・・・」
クラウド「寝るの早っ!」
エース「タイトルを口にしただけで寝るなんて凄いな」
スコール「俺は興味があるな。話してくれ」
クラウド「珍しいな」
スコール「物知りゼルに張り合ってみたいからな」
クラウド「動機それか」
ジタン「むにゃむにゃ・・・くらうどー、焼き肉作ってくれー」
ティーダ「俺はステーキー・・・むにゃむにゃ・・・」
クラウド「コイツら、夢の中で連携でも取ってんのか?」
ティーダ「取ってねーッスよ〜・・・」
ジタン「取ってない取ってない・・・」
クラウド「取ってるだろ!!」
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