クリスタル横丁

□お部屋探し
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クリスタルヘブン――ボックス席――


クラウド「諸々の事情があって壊れた俺たちのアパート」
ティーダ「でもリーブに直談判してなんとかWPOの社宅を借りる事に成功した俺たち」
スコール「だが選ぶにしても四人で一つの家しか借りられないという条件を突きつけられた俺たち」
ジタン「それはそれとしてそこから始まる俺たちの共同生活」
クラウド「共同生活はアパートに住んでた頃からしてただろ。お前らしょっちゅう俺の部屋に来てただろ」
スコール「調味料とか借りに行ってたな」
ティーダ「俺はよく醤油借りてたッスね〜」
ジタン「俺は味噌借りてたな」
スコール「俺はみりんをよく借りていた」
クラウド「お前らどんだけ俺から借りてるんだよ!!ちったぁお互いから借りろよ!」
エース「あ、すまないクラウド。僕は七味唐辛子を借りていた」
クラウド「ないと思ってたら犯人はお前か!?」
エース「うっかりポケットの中に入れたままにしてたんだ」
クラウド「うっかりポケットに入れるようなもんじゃないだろ!!」
ティーダ「それより住む家決めるッスよ。もたもたしてたら取られちゃうぜ」
ジタン「えーっと、俺たちが今んとこ住める家は磯野○・野原○・タチバナ○・さくら○・のび○の五軒だな」
クラウド「何で全部版権の家なんだよ!?普通に全部アウトだろ!!」
ジタン「細かい事は気にすんなって!どーせ文字でしか表現されないんだからさ」
クラウド「あのなぁ、俺たちの家が描写される度に『野原○・クラウドたちの家』って表示されるんだよ!」
ティーダ「俺はタチバナ○がいいなー」
クラウド「人の話聞け!」
ティーダ「マンションで一番上の階だし良くないッスか?」
ジタン「四人家族で配役人数も丁度合うしな」
クラウド「配役は別にいいだろ!!」
スコール「待て、そうなると遊びに来るエースの配役が難しくなるぞ」
クラウド「エースの配役も別にいいだろ!!」
エース「えっ!?僕は配役を与えられないのか?」

ガーン

ティーダ「あー、クラウドがエースいじめた―」
ジタン「いけないんだー」
クラウド「そういう意味で配役いらないって言った訳じゃねーよ!」
スコール「ここは一軒家で他キャラもよく遊びに来る野原○がいいんじゃないか?
     車庫があるから車の代わりにバイクが置けるし、庭もあるから素振りも出来るぞ」
ティーダ「それに四人家族だからこっちも配役の心配はないッスね」
ジタン「おいおい待て。シロも立派な家族だぞ!」
スコール「だが、そうなるとシロ役は誰がやるんだ?」
ティーダ「クラウド」
クラウド「何で俺が犬の役をやるんだよ!」
ティーダ「兼任だからいいじゃないッスか〜」
クラウド「良くねーよ!」
エース「僕はお隣のおばさんをメインにケースバイケースでかすかべ防衛隊やななこお姉さんを演じる方向でいいか?」
ジタン「おう!頼むぜ!」
クラウド「いいわけあるか!」
ティーダ「あ、ちなみにお隣のおばさんの名字は北本ッスよ。これ豆知識な」
クラウド「いらねー豆知識だよ!!」
スコール「ちなみに作品の内容をリスペクトして車がしょっちゅう傷つくのを真似てクラウドのバイクも傷つく方向でいいか?」
クラウド「却下!!」
ティーダ「クラウドは我儘ッスね〜」
クラウド「当然の反応だろ!!」
ジタン「んじゃぁ、磯野○どうだ?平屋で広いし、エースなんかもヲカルさん役として頻繁に出てこられるぞ」
エース「それはいいな」
クラウド「本当にお前はそれでいいのか、エース・・・」
スコール「だがここはタマを入れて8人家族だから配役が難しいぞ」
ジタン「そこはケースバイケースでそれぞれが状況に応じて演じ分けるんだよ」
クラウド「だから役をこなす必要なんてないだろ・・・」
ティーダ「あ、でも条件に最新機器の使用禁止ってあるッス」
クラウド「何だその制限!?」
ジタン「当時の空気を尊重するが為だろうな。残念だけど諦めるか」
スコール「そうなると同じ理由でさくら○も却下になるな。こちらも最新機器の使用禁止が条件に出ている」
エース「そうなるとのび○が残るな。四人家族だし最新機器も使えるし他のキャラもよく遊びに来るからいいんじゃないか?」
ティーダ「お、しかもオマケでどこでもドアが付いて来るらしいッスよ!」
クラウド「どういう事だよ!?」
ジタン「てことはお約束のしずかちゃんのお風呂シーンに出くわすって訳か!!?」
スコール「そういえば今のしずかちゃんの声はユフィだったな」
ジタン「つまりユフィのお風呂シーン―――」

ガ、チャン

ヴィンセント「・・・」(←後ろの席にいた)

ジタン「も、勿論覗きは良くないよな、うん!不純だからやめようそうしよう!な!」
エース「大丈夫か?ジタン。汗が滝のように出ているぞ」

スコール(触らぬ神ならぬカオスに祟りなし、か)

クラウド「当たり前だが全部却下になった結果、住める家がないぞ」
エース「後はクラウドたちの条件と少し外れる社宅があるくらいだな」
ティーダ「ん〜、WPOからちょっと離れた所にある家はな〜」
スコール「こっちは田舎寄りで周りに店が少ないな」
ジタン「お、ここなんかどうだ?」
クラウド「ん?ただの一軒家じゃないか。しかも通勤時間が長くなるし、隣の家との感覚がほんの少しだぞ」
ジタン「このほんの少しだけ空いてるのがいいんじゃねーか!
    ほら見てみろ、二階の所、家同士の窓が向かい合ってる部屋があるだろ?」
ティーダ「あ、ホントだ」
ジタン「つまりだ。この隣の家に可愛い女の子がいたらだぞ?窓を開ければすぐにお話が出来るって訳だ。
    引っ越し当初は新しく越してきた普通のイケメンの男。
    けれどひょんな事がキッカケで仲良くなり、次第にはお互いの部屋を窓から行き来する仲に。そして気づいたら―――」

ダンッ!!(水の入ったコップが力強く置かれる)

ガーネット「ごゆっくりどうぞ(ニッコリ)」

ジタン「お、おう・・・サンキューな、ガーネット・・・」
エース「大丈夫かジタン?汗が流星群の如く流れてるぞ」
クラウド「当然の結果だ、放っておけ」
ティーダ「お、これなんてどうッスか?安価で素材支給、地上・地下・天空どこにでも建築可能だってよ!」
クラウド「マインクラフ○じゃねーか!!」
ジタン「いや、同じ会社的に考えるとドラゴンクエストビルダ○ズの方が正しくないか?」
クラウド「どっちでもいいわ!」
スコール「ここでいいんじゃないか?」
クラウド「正気か?スコール・・・」
スコール「俺達はセフィロスオーナーに多大な借金を背負わされている。
     あまり金はかけられないし、これならどんなに壊されてもすぐに直せる」
クラウド「だからって誰が建てるんだよ」

エース「僕たちに」
ジタン「任せろ!」

ティーダ「匠がここにいるッスよ!」
クラウド「不安だ・・・」
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