クリスタル横丁

□海岸解放作戦
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ティーダ『おーい!!』


ザパァッ!!(海底から竜宮城が現れる)


クラウド「何だ!?」
スコール「いきなり竜宮城らしき物が出てきたな」

ティーダ『みんながごちゃごちゃやってる間にヴァイスたちの龍宮城に行ってきたッス!
     そしたら制御室みたいなのがあって適当に動かしたら空飛べたッス!』

クラウド「適当に動かしてって・・・中々に勇気あるな」
スコール「移動型の竜宮城か・・・」
ネロ「移動するお城とかロマンがあるじゃないですか」
クラウド「ロマンで空飛ぶようにしたのかよ」

ティーダ『とりあえず地上に着陸ッス!』


プシュゥウウウウウウウウウウウ(竜宮城が砂浜に着陸する)


ガチャッ(扉が開いてティーダが顔を出す)


ティーダ「うっす!」
ジタン「ティーダ、中はどーなってた?」
ティーダ「あー、それなんだけどさ・・・」
ジタン「?」
ティーダ「なんつーか・・・ただの違法闘技場ッス」
クラウド「血生臭っ!!」
エース「これが本当の竜宮城か・・・」
クラウド「間違って覚えるなよエース!!こんなんが竜宮城であってたまるか!!!」
ネロ「命を賭けた戦いというのはどこでも受けるので作ったんですよ」
スコール「悪趣味だな」
クラウド「つーかお前ら、いつまで人魚の姿でいるつもりだ」
ネロ「それもそうですね。兄さん、元に戻りましょう」
ヴァイス「そうだな」


ゴクッ(薬を飲む)

ボンッ!(全裸になって元に戻る)


ヴァイス「元に戻る時に全裸になるのがこの薬の難点だな」
ネロ「ええ、恥ずかしいったらないですよね」
クラウド「いいからとっとと服を着ろ!!誰も得してねーんだよ!!!」
ジタン「あ、あれを使えばガーネットが人魚になって元に戻る時は・・・!」
クラウド「正気に戻れジタン!!こんな奴らから薬を買うな!!」
ネロ「いいんですよ?買っても。見たいでしょう?好いている方の人魚の姿と全裸を」
ジタン「うっ・・・ごくっ・・・」
ティーダ「ジタン、耳を貸しちゃダメだ!!」
エース「そうだ!それに情報部の方がもっと質の良い薬を提供してくれるに違いない!」
スコール「エースの言う通りだ。情報部は薬にプラスして他の特典も付けてくれるぞ」
ティーダ「その代わり値段は高いけどな!!」
ジタン「ハッ!そうだな!危うく俺は過ちを犯す所だったぜ!」
ネロ「情報部のあの三人・・・結構せこい商売をしてるみたいですね・・・」
ジタン「すまねぇみんな!お詫びに中を改装するぜ!」
エース「手伝うぞジタン!」


カンカンカンッ!

コンコンコンッ!

ドッカンバッタンドーンッ!!!


ジタン「完成!!」
エース「真夏の海の喫茶店!!」
ティーダ「おお、いいッスね〜!」
スコール「海とマッチした内装だな」
クラウド「お前ら何者だよ・・・」
ジタン「へへ、水着エプロンのガーネットに接客してもらうんだ♪」
ティーダ「俺もユウナに・・・!」
クラウド「俺はティファに・・・!」
エース「デュース・・・!」
スコール「リノア・・・!」

ネロ「ところで二階も喫茶店なんですか?」
エース「そうだが?」
ヴァイス「お持ち帰り用のラブホテルじゃないのか?」
ジタン「バカ野郎!!そんな部屋作ったら嫌われるだろうが!!」
ヴァイス「お前が真っ先に作ると思っていたのだがな」
ジタン「そんな部屋作ってガーネットに嫌われたらどーしてくれんだ!?下心の塊って思われたらどーすんだ!?」
ヴァイス「実際下心の塊だろ」
ジタン「だからってそこまで下心の塊じゃねーよ!下心にもラインってもんがあるんだよ!!」

スコール(ラインがあろうがなかろうが等しく下心だろ)

ヴァイス「ならば俺専用の部屋に改造させてもらうぞ」
エース「色んな女を連れ込む部屋にする気か?」
ティーダ「そんなんイメージ最悪ッス!」
ヴァイス「安心しろ、ユフィを連れ込む部屋だ」
ネロ「それならいいでしょう?」
クラウド「ああ、そうだな―――何て言うとでも思ったかこのすっとこどっこい!!!!!」
ネロ「お義兄さん、ユフィを僕とヴァイス兄さんに下さい(キリッ)」
クラウド「誰がお義兄さんだ!!それからそのキリッやめろ!腹立つ!!」
ティーダ「おお、クラウドのお兄ちゃんスイッチが入ったッス」
エース「なんだかんだ言ってユフィを大切に思ってるんだな」
クラウド「テメーら今すぐヴィンセントに代わってエンディング迎えさせてやるよ!!」
ネロ「嫌だお義兄さん、そんな怖い事言わないで下さいよ」
クラウド「だからお義兄さんって呼ぶんじゃねぇ!!!!」
ジタン「そらからラブホ部屋には改造させねーからな!」
ネロ「ならばユフィとラブホ部屋を賭けて勝負です!」
クラウド「上等だ!返り討ちにしてやるよ!!」
ティーダ「何で勝負するンスか!?」
ヴァイス「2対2のビーチバレーだ」
ジタン「望む所だぜ!」



そして・・・



砂浜



クラウド&ジタン・・・選手

ヴァイス&ネロ・・・選手

ティーダ・・・審判

スコール&エース・・・外野



ティーダ「ルールは簡単!5点先取した方の勝ちッス!」

ネロ「余裕ですね」
ヴァイス「格の違いというものを教えてやろう」

ジタン「目指せNO.1!」
クラウド「コートの中には魔物がいる事を教えてやろう」

エース「・・・何だか凄い事になったな」
スコール「面倒な事になっただけだ」

ジタン「サーブ行くわよ!それ〜!」
クラウド「何で女言葉になってるんだよ!?」
ネロ「負けないわ!」
ヴァイス「目指せ全国優勝!」
クラウド「お前たちも女言葉かよ!!」



ヒューーーーーー・・・



エース「何だ?」
スコール「空から何かが落ちてくる?」
ヴァイス「おい、誰がメテオドライブをしていいと言った」
ジタン「いや、俺はしてねーぞ。それにメテオドライブはテニスだしよ」
ネロ「では、あれは一体・・・」
ティーダ「・・・まさか!」
クラウド「本物のメテオだーーーーーーーーーーー!!!!!!」



ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンン!!!!!!



・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・


セフィロスオーナー「様子を見に来てみればおかしな建物を建てた挙げ句にバレーボールで遊んでいるとはな。
          壊したからしっかり片付けておけ。それから手間をかけさせた罰として借金に上乗せだ」


スタスタスタ・・・(セフィロスオーナーが立ち去る)

・・・・・・

・・・・・・


ティーダ「これ・・・」
ジタン「借金・・・」
エース「増えた・・・?」
スコール「確実に・・・」
クラウド「増えたな・・・」

ネロ「とんだ・・・」
ヴァイス「とばっちりだな・・・」


バタッ











END




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