クリスタル横丁

□オーナーが大統領で大統領がオーナーで
2ページ/4ページ

その頃、カジノでは・・・


ジタン「おい!セフィロスオーナーとラグナが入れ替わったって本当か!?」
シンク「本当だよ〜。ほら」
セフィロスオーナー「やぁやぁジタンくん、俺が誰だか分かるかね?何を隠そう、セフィロスであ〜る!!」
ジタン「あっはは!!本当にラグナじゃねーか!!」
セフィロスオーナー「お〜?セフィロスっぽくなかったか?」
ティーダ「セフィロスオーナーは自分からセフィロスなんて言わねーッスよ!」
セフィロスオーナー「ハハッ!そーいえばそーだったな!」

クラウド「・・・」

セフィロスオーナー「ん?クラウドどーしたんだ?腹でも痛いのか?」
ティーダ「いや、あれは戸惑ってるだけッス」
ジタン「宿敵とはいえ、対峙する前までは憧れのカッコいいソルジャーだったもんな。
    そりゃこのギャップには耐えられないだろ。しばらくその姿で構わないでやっといてくれよ」
セフィロスオーナー「なるほど、そーいう事か。
          クラウド、辛いかもしれんが今は耐えろ。すぐに元に戻るからな!ガッハッハッ!」
クラウド「・・・」
スコール「追い討ちをかけるな」
エルオーネ「ところでおじさん、そろそろパーティ始めよう?」
セフィロスオーナー「おう!そーだな!さぁお前ら!じゃんじゃん飲みたまへ!今日は俺の奢りだ〜!」
ジタン「ひゅー!ラグナ様〜!」
ティーダ「入れ替わりに乾杯ッス!」


ガチャン(扉が開く)


エース「遅れてすまない」
ジタン「遅いぞエース!」
ティーダ「パーティはもう始まってるッスよ!」
クラウド「・・・」
エース「クラウドはどうしたんだ?」
スコール「しばらくそっとしておいてやれ」
シンク「んじゃ!全員集まったところで」

みんな『かんぱ〜い!!!』










エスタ


ラグナ「コレはいつも何をしている」
キロス「基本、休みの日はレインと出掛けてる。
    それ以外だとブラブラ歩いてエスタの街中を見て回ったり遊んだりしているな」
ラグナ「そうか」
ウォード「・・・」
キロス「なるべく大統領らしく振る舞うようにな、と言っている」
ラグナ「そうか」


スタスタスタ(路地裏に行こうとする)


キロス「ちょっと待て!たった今ラグナらしく振る舞えと言ったばかりだろ!!」
ラグナ「私がコレらしく振る舞う義理はない。それに今頃アイツが私らしく振る舞っていると思うか?」
キロス「振る舞えて・・・ないだろうな、多分。いや絶対」
ラグナ「そういう事だ」


スタスタスタ


キロス「哀れラグナ君、入れ替わった相手が悪かったな」
ウォード「・・・」
キロス「そうだな、せめて汚職に繋がりそうな行為は全力で阻止してやろう」

ラグナ「裏闘技場か、悪くない」

キロス「全力で止めろぉおおおおおおお!!!ついでに摘発しろぉおおおおおおおおお!!!」
ウォード「・・・(イエッサー)」












そしてまたカジノ


ジタン「よっしゃー!!スロットまた当たったぞ〜!!」
ティーダ「あ〜コインなくなった!やっぱマジックポットは手強いッスね〜。
     でも!ラグナもといセフィロスオーナーの奢りだからまだコインがじゃんじゃんあるッス!!」
クラウド「メロン美味いな」
スコール「そうだな」
シンク「フルーツいっぱい食べられてシンクちゃん幸せ〜」
エルオーネ「私も幸せ〜!」
エース「ところで誓約書みたいなのは書かなくていいのか?」
スコール「誓約書?」
エース「元に戻った時に口約束だからって言ってなかった事にされたら目も当てられないと思うが」
クラウド「それもそうだな」
セフィロスオーナー「そんじゃ、ささっと書きますか!」


サラサラサラ・・・


ティーダ「な〜に書いてンスか?」
セフィロスオーナー「誓約書だぞ〜」
ジタン「ラグナが誓約書〜?」


・・・・・・

・・・・・・


ジタン「メチャクチャ真面目な誓約書書いてる!?あのラグナが!!?」
セフィロスオーナー「舐めんなよジタ〜ン?俺はこう見えてもエスタの大統領やってるんだからな〜」
クラウド「自分でこう見えてもって言うなよ」
スコール「腐っても大統領だからな」
クラウド「流石に言い過ぎだろ」
セフィロスオーナー「印鑑・・・はねーから拇印でいいか。悪ぃな、セフィロス」


シュッ(親指を切る)

ギュッ(親指を強く押す)


セフィロスオーナー「これでよし!後はポーションかけて傷を塞くだけだ!」
ティーダ「これでよ〜〜〜し!」
ジタン「もっともっと思いっきり騒ごうぜ!!」
セフィロスオーナー「おー!!」

クラウド「そういえばこんな面白そうな事になってるのに情報部が現れないな」
スコール「試しに電話してみるか」


Prrrrrrrrrrr

ガチャッ


エーコ『もしもし?』
スコール「今朝、突然セフィロスオーナーと親父の中身が入れ替わったんだが」
エーコ『押忍!!!』


プツッ


スコール「・・・」
クラウド「なんだって?」
スコール「押忍」
クラウド「は?」











その頃、WPOの研究室では・・・


エーコ「は〜危なかったわ。シャルアどう?機械直った?」
シャルア「いや、まだだ。まさか遊びで作った機械が誤作動を起こしてセフィロスオーナーとラグナの魂を入れ替えるとはな」
キスティス「仮にも一国の大統領と有名な巨大カジノのオーナーが入れ替わったのに騒ぎが起きない辺り、世界は平和ね」
シャルア「何よりな事じゃないか。シェルク、メス」
シェルク「メス」
シャルア「コンパス」
シェルク「コンパス」
シャルア「カナヅチ」
シェルク「カナヅチ」

エーコ「この機械、どーなってるのよ」
キスティス「深く考えない方がいいわ」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ