クリスタル横丁

□横丁の噂〜切り取られる部屋〜
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あれから一時間後・・・


ティーダ「ハムは・・・マヨネーズと踊って・・・」
ジタン「バカ、ケチャップの浮気をドレッシングに言うなよ・・・むにゃむにゃ・・・」
エース「卵、にぼし、トマト・・・ファッションショー・・・」
スコール「違う、じゃがいもじゃない・・・牛乳とお茶がアイドルユニットだ・・・」


クラウド(一体どんな夢見てんだ。しかも全員漏れなく食べ物)


ピンポーン♪


クラウド「はい」
宅配員「お届け物でーす!ここにサインをお願いします」


サラサラ・・・


宅配員「ありがとうございました!」
クラウド「どうも」


バタン


クラウド「アマドンで注文してた座布団が届いたな。これでエースの分の座布団が・・・って!!!??」


バタバタッ(玄関の前でスタンバる)


クラウド「みんな起きろ!!」
ティーダ「真珠を纏った長芋見るから・・・待って・・・」
クラウド「見なくていいから起きろ!」
ジタン「きのことたけのこの頂上決戦見届けるから後にしてくれ・・・」
クラウド「永遠に終わらないから起きろ!!」
スコール「マーガリンとバターの浮気現場をジャムと一緒に見てるから後にしてくれ・・・」
クラウド「ドロドロな浮気現場見なくていいから起きろ!!!」
エース「怒ったジャムがクリームと不倫する所見るから待っててくれないか・・・」
クラウド「スコールの夢の続き見なくていいから起きろ!!!!」
ジタン「んだよ〜折角良いところだったのによ〜」
クラウド「いいから見ろ!出られるようになったぞ!」


ガチャ(広がる亜空間)


クラウド「・・・あれ?」
ジタン「なんだよ何も変わってねーじゃん」
クラウド「だ、だがさっき宅配便が来てエースの分の座布団を届けに来たんだぞ!?」
エース「僕の分の座布団を注文しておいてくれたのか?」
クラウド「ああ、使っていいぞ」
エース「すまない、ありがとうクラウド」
クラウド「気にするな。ってそうじゃねー!!本当に元の空間に戻ってたんだよ!!」
ティーダ「あー判った判った。とーちゃんはクラウドの事を信じるよ」
クラウド「どーしようもない子供みたいな扱いすんな!!つーかもう少し危機感持て!!」
スコール「喚いた所で何も変わらないだろう」
ティーダ「スコールの言う通りッス。まったり空間が元に戻るのを待とうぜ」
クラウド「それでいいのか・・・」
ジタン「ふぁ〜あ。なんか目が覚めちまったな〜。クラウド、マンガ読んでいいか?」
クラウド「いいぞ」
ジタン「サンキュー」


ガラッ(押入れを開ける)


ジタン「た、大変だ!!!」
エース「どうしたんだ!?」
ジタン「クラウドの押入れも亜空間になってるぞ!!」
クラウド「なんだと!!?」
ティーダ「あー!何かが落ちて行くのが見えるッス!!」
スコール「あれは・・・水着写真集!」
ジタン「俺とティーダとスコールとエースで共同出資した写真集が〜!」
クラウド「何てもん人ん家の押入れに隠してんだ!?つーかお前たちにはちゃんと彼女がいるだろ!!」
ジタン「それはそれ、これはこれっていうやつだよ!」
ティーダ「それとは別に興味がある男心ッス!!」
クラウド「百歩譲ってそれは認めるとしても何で俺をハブにしてんだよ!?」
ティーダ「いや〜クラウドには早すぎるかな〜って」
クラウド「お前たちの中で俺が一番年上だぞ!!」
ジタン「精神年齢は変わらないだろ!男はみんな平等に少年だ!!」
クラウド「意味判んねーよ!大体その理論で行くなら同じ精神年齢である筈の俺をハブった意味が尚更判んねーよ!!」
エース「週刊少年ジャン○を購読してないのが決定的だな」
クラウド「基準それか!?」
ティーダ「あー!そんな事言ってる間に写真集が時空の彼方に飛んで行くッスー!!」
ジタン「待てー!俺たちの青春!!」
スコール「待てジタン!」
ティーダ「俺たちも続くッス!」
エース「了解だ!」
クラウド「待てお前ら!!」


ズズズズズズズ・・・・(亜空間に飲み込まれていく五人)













クラウド「ハッ!?」」


ガバッ(起き上がる)


クラウド「・・・夢か?」


ガチャ(玄関のドアを開けると普通の空間が広がっている)

バタン(一旦閉じる)

ガチャ(開くが、亜空間が広がっていなかった)


クラウド「夢か・・・」
ティーダ「んん・・・なんか変な夢見たッス」
スコール「奇遇だな、俺もだ」
エース「確かクラウドの部屋が空間から切り取られていたような・・・」
クラウド「お前たち覚えてるのか?」
ジタン「ハッキリとは覚えてないが・・・それより何か飲み物」


ガチャ


ジタン「うわぁ!!?」
クラウド「どうした!?」
ジタン「冷蔵庫の中が亜空間に!!」
クラウド「俺の冷蔵庫!!!」











END







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