クリスタル横丁

□横丁の噂〜切り取られる部屋〜
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セルフィ「ねぇねぇ、みんな知っとる?」
ユフィ「ん〜?」
セルフィ「なんか横丁でたま〜に空間が切り取られる部屋があるんやって〜」
ケイト「空間が切り取られる?」
セルフィ「なんか窓とか玄関の覗き穴からは普通に景色が見えるんやけど、実際開けてみたら真っ黒な空間が広がってるんだって〜」
リュック「へ〜、ちょっとホラーだね。それって落ちたらどーなんの?」
セルフィ「噂によると永遠に落ち続けるみたいよ」
ユフィ「どーやったら元の世界と繋がるの?」
セルフィ「ん〜、何やったかな〜。忘れちゃった」
ケイト「それじゃあ何かあったら対処出来ないじゃん」
セルフィ「あくまでも噂やから気にせんでも大丈夫やって」













クラウド「俺の部屋が現実世界から切り取られたんだが」
ジタン「えー、現在俺たちはクラウドの部屋に集まっています」
ティーダ「みんなでチャーハンを食べる為に集まったであります」
スコール「ティーダの手作りだけどな」
ティーダ「愛情込めて作ったから召し上がれ♡」
クラウド「やめろっ」
エース「だが本当に冷めてしまうからとりあえず食べないか?」
ジタン「エースの言う通りだ。食べながらゆっくり考えようぜ」


スコール(相変わらず呑気だな)


ティーダ「そーいうスコールだってのんびりチャーハン食べてるじゃないッスか」
スコール「・・・俺の思考を読むな」
エース「顔に出てるから仕方ないと思うが」


スコール(エースにまで見通されていたのか)


エース「僕を侮るとクラウドの部屋の物をスケルガで全部見通すぞ」
クラウド「何の脅しだよ!?スコールは痛くも痒くもねーだろ!!」
ジタン「や、やめろぉおおお!!クラウドの押入れの奥の物を見通したら俺が血を吐くぅーーー!!」
ティーダ「クラウドのベッド脇にある鍵のついた引き出しを見通されたら俺の腕がーーー!」
クラウド「誘導しようとしてんじゃねー!!」
エース「よし!」
クラウド「よし!じゃねーだろ!!」


スコール(タンスの中に隠している物を見通してくれたら俺は手も足も出ないな)


クラウド「手も足も出ないじゃねーだろ!!便乗すんなスコール!!」
ティーダ「まぁまぁ、軽い本気なんだから多めに見て欲しいッス」
クラウド「冗談じゃねーのかよ!?」
ジタン「さーてと、チャーハンも食べた事だしデザートのプリンでも食べるか」
クラウド「俺のプリン食べんな!!」
ティーダ「じゃあアイスは?」
クラウド「ダメに決まってんだろ!」
エース「ダメなのか!?」
クラウド「何でショック受けてんだよ!?普通にダメに決まってんだろ!!」
エース「ジタンがいいって言った」
クラウド「嘘教えてんじゃねーよジタン!!」
ジタン「ピュ〜ピュ〜♪」(←口笛吹いてる)
ティーダ「それよか何で部屋が現実世界から切り取られたって判ったンスか?」
クラウド「これを見ろ」
ジタン「窓がどうしたんだよ?」
クラウド「何が見える?」
スコール「レノがサボってるな」

ガラッ(窓を開ければそこには亜空間が)

クラウド「ご覧の通り」
ジタン「おお〜」
ティーダ「見事なまでに亜空間ッスね〜」
エース「どこまで広がっているんだろうな?」
ジタン「うしっ!クラウドのダンベルを落として試してみようぜ!」
クラウド「待てぇえええええええええええ!!!!!!」

ヒュ〜〜〜!!(クラウドのダンベルが亜空間の彼方へ落ちて行く)

クラウド「俺のダンベルーーーーー!!!」
スコール「・・・地面にぶつかる音が全く聞こえないな」
エース「底はないようだな。危険だから出ない方がいい」
クラウド「くそっ・・・俺のダンベル・・・」
ジタン「元気出せよクラウド、ダンベルなんかもういらない程お前は強いだろ?」
クラウド「あれ置いておくと時々ティファが遊びに来た時に使うんだよ!使ってる姿が可愛いんだよ!!」
ジタン「なにぃ〜〜〜!?何でそれをもっと早く言わねーんだよ!!!」


ティーダ(ユウナがダンベルを使ったら・・・)
スコール(リノアがダンベルを使ったら・・・)
ジタン(ガーネットがダンベルを使ったら・・・)
エース(デュースがダンベルを使ったら・・・)

四人(一生懸命持ち上げようとする可愛い姿が見れる!)


ティーダ「俺今度ダンベルを買うッス!」
スコール「奇遇だな、俺も買おうと思っていた所だ」
エース「今度みんなで買いに行こう」
ジタン「新しい性癖をサンキューな!」
クラウド「なんだそのお礼」
ティーダ「ところでどーするんだ?この状況」
スコール「どうするもこうするも手の打ちようがない以上はどうしようもない」
ジタン「どーにかなるまで寝てようぜ。慌てたって仕方ねーしよ」
ティーダ「んじゃ寝るッス」
ジタン「クラウドー、座布団借りるなー」
エース「それじゃあ僕も」
ティーダ「俺も借りるッス」
スコール「俺も借りるぞ」
クラウド「俺の・・・分はないから枕だな」
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