クリスタル横丁

□面接
1ページ/2ページ

クリスタルヘブンにて・・・


ティファ「このクリスタルヘブンに新しい風を吹き込む為にバイトを雇う訳だけど・・・何でスーツ?」
リノア「面接なんだから当然だよ!」
ティファ「でも全員スーツだと威圧感凄いんじゃない?」
ガーネット「厳しい職場って思われたくないし、
      私達が可愛い制服を着ているのを見せてやる気を持ってもらう方がいいんじゃない?」
リノア「あっちは何度も制服見てるから今更だよ!」
ユウナ「本音を言うと?」
リノア「面接官やってみたいだけ」
ティファ「でもやっぱり全員スーツはやりすぎじゃない?伊達メガネまでしちゃって」
リノア「事前に連絡してあるから大丈夫!それにみんなスーツ姿似合うよ!」
ユウナ「そ、そうかな?変じゃない?」
リノア「とっても可愛いよ!気の利く事務さんって感じ」
ガーネット「私はどう?」
リノア「ガーネットは高嶺の花の秘書さん」
ティファ「私は?」
リノア「バリバリのキャリアウーマンでみんなの憧れ。ちなみに私は?」

デュース「職場を明るく盛り上げてくれるみんなのアイドルだと思います」

リノア「そんなに褒められると・・・って、デュース!?もう来てたの!!?」

デュース「はい、約束の時間だったので」

ティファ「そういえばもうそんな時間だったわね」
ガーネット「店の奥へどうぞ。これから面接を行います」
リノア「お、ガーネット早速面接官モードに入ったね」
ユウナ「私達も面接官モードに入ろっか」












そんな訳で・・・


ティファ「これよりクリスタルヘブンのアルバイトの面接を始めます」

デュース「はい、宜しくお願いします」

四人「宜しくお願いします」

ガーネット「今回の面接を行っても貴女を落とす事はありませんのでどうぞ気を楽にして質問にお答え下さい」

デュース「はい」

リノア「ではまず最初にベタな質問から!どうして我が社を志望したんですか?」

デュース「はい。私は今まで戦闘以外のお仕事に触れてきた事がありませんでした。
     勿論WPOでの仕事に誇りを持っていますが他の仕事にも触れてみて自分の世界を広げてみたいと思ったんです。
     戦う事以外でも沢山の人たちを笑顔に出来たらいい・・・そう思いました。
     そこで御社は美味しい料理や丁寧な接客で沢山の人たちを笑顔にしている事を知り、
     またシフトの融通も効くという条件もあって、是非とも働かせていただきたく御社を志望致しました」

リノア「なるほどなるほど〜。いいね〜」
ティファ「じゃあ次は私。特技はなんですか?」

デュース「はい。特技はフルートの演奏です。エーコさんと合同演奏する事もよくあります」

ティファ「お店で時々パフォーマンスとして演奏して下さいとお願いしたら演奏してくれますか?」

デュース「はい、喜んで!」

ティファ「月に一回のペースでデュースのフルートを聴きながらティータイムなんてどうかしら?」
ユウナ「とってもいいと思う!きっとお客さんも喜んでくれるよ」
ガーネット「その日限定のスイーツを出すのはどう?特別感がぐっと出ると思うの」
リノア「それいいね!ガーネットの案さいよ〜う!」

デュース「あ、あの!メニューを考える時は・・・その、私も入れてもらえますか?」

ガーネット「勿論です。ちなみに貴女はお菓子作りの経験はありますか?」

デュース「はい。家族で何回かお菓子を作った事があります」

ガーネット「でしたらすぐにお仕事に慣れますね」
ユウナ「じゃあ最後は私から。笑顔は得意ですか?」

デュース「はい。得意、だと思います。変だったらどうしましょうか・・・」

ユウナ「なら、今思いつくもので嬉しいものを思い出してみて?」

デュース「嬉しいもの・・・―――クスッ」

四人「合格!」

リノア「おめでとうございます!我々は貴女を採用する事を決定しました!」

デュース「ありがとうごいます!」

ティファ「元々採用する事は決まってたけどね」
ユウナ「これから宜しくね、デュース」

デュース「はい!宜しくお願いシます!あ、でも任務が急に入ったりするとこちらのお仕事が出来なくなってしまいますが・・・」

ガーネット「大丈夫よ、そこはちゃんと判ってるしこっちも何とかするつもりだから」

デュース「ありがとうございます!」


こうして、デュースはめでたくクリスタルヘブンで働く事となった。
クリスタルヘブンに天使がまた一人加わったと喜ぶ客。
しかしその一方で厄介な悪魔がまた一人増えたとも囁かれるのであった・・・。













オマケ


デュース「いらっしゃいませ、ご注文をお伺いさせていただきます」(←新しく加わった天使)

男A「ミートスパゲティ一つ」
男B「本日のオススメの鉄板プレート一つ」


男二人(可愛いな〜!)


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・


男二人(ひぃっ!?殺気!?)


エース(デュースに手を出したら殺す・・・!)


ジタン「ようこそエース、俺たちの世界へ」
ティーダ「大切な人を守る為にお前も今日から毎日ここに通うッス!」
スコール「仲間がまた一人増えたな」
クラウド「温かく迎えるとしよう」


キスティス「単なる営業妨害ね」
シェルク「ある意味迷惑ですよね」
エーコ「心配する気持ちは判るけどやりすぎよね」











END







→後書き
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ